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RSウイルスがやってきた

先週半ばくらいから風邪っぴきだった子供たち。
たぶんRSウイルスだった。

たぶん…、というのは、RSウイルスの検査で保険が適用されるのが1歳未満までなので、それ以上の子はわざわざ検査しないで、「たぶんRSウイルス」という診断になるためだ。

RSウイルスというのは風邪ウイルスの一種で、2歳までにはほぼ全ての子が一度は感染するという、不可避ウイルスだ。

2歳以上になると、感染しても重症化することはあまりないんだけど、初めて感染した乳幼児や、高齢者、そして低出生体重児、心肺系に基礎疾患のある子、ダウン症の赤ちゃんなどが感染すると、肺炎などに発展して重症化しやすい、という恐ろしいウイルスでもあるのだ。

今年は、近年まれにみるRSウイルスの大流行が起こっている。

保育園でも小さい子のクラスはほぼ全員に何かしらの症状が出ているような状態で、うちにもやってくるのは時間の問題だな…と思っていた矢先だった。

うちの子らは、一昨年の夏にもRSらしきものに感染して、その時は1週間ほど、高熱とひどい咳が続いた。
幸い、入院するほどには至らなかったけど。

一度やってるから、今回なってもそこまでひどくはならないだろう…と思いつつも、子どもたちが咳をし始めたので、来たぞこれ!と腹をくくったのが先週末であった。

ダウン症の息子4歳は、2歳の時にヒトメタニューモウイルスというRSの親戚みたいなやつに感染して、速攻入院した経験もある。

※本人はわりと平気そうだったけど、血中酸素濃度が下がっていた。
入院は3日程度で気管支炎の治療と、酸素を吸うくらいの治療。

ダウン症の赤ちゃんは、前述したとおり、RSウイルスに感染すると重症化するリスクが高いために、2歳未満まではシナジスというRSウイルスに対する特異的抗体(感染しても重症化を防ぐ薬:ワクチンではない)を保険適用で打つことができる。

9~3月の間だったか? めちゃ痛い筋肉注射を太ももに毎月打たないといけなかった。
ちなみに、これ、実費でやると、1回5万円くらいするらしい。

というわけで、息子が赤子のころは、RSウイルスが何よりも怖かった。

そんな息子であるが、今回のRS感染と思われる風邪は、39度台の熱が一晩きりで、咳は出てるけどそれほどでもない、程度で済んだ。
3歳の娘も同じような感じだった。

ずいぶん丈夫になったものだ。

というわけで、RSウイルスは猛威を振るっている。
大人にとってはなんてことない風邪かもしれない、なんなら感染してても発症しないケースもある。
※うちの大人は何ともない。

だけど、あなどれないウイルスである。

息子が過去にヒトメタ入院した経験からすると、素人目には入院するほどの症状に思えない感じであった。

だから、もしも2歳未満の赤ちゃんや、疾患がある子が咳をしてたら、念のために主治医に相談、もしくは大きめな病院も受診してみてほしいの。

どうかみなさま気を付けて。

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