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自分の為の入院日記(8)

今日はお隣の方が退院する。
たぶん私がこれから進む道をちょっと先にいかれてる方。
ご挨拶の際、「私は目が見えないの〜」と言われていたが、トイレにも一人で杖をついて行き、複数ある処方薬を間違えなく飲んで、看護師さんに不思議がられていた。
今朝少し話せた。最初の血漿交換は7回されたらしい、それってMAXですけど⁈
何度か入退院を繰り返され、二週間に一度、点滴を受けに大学病院まできているそう。数日前、体調が悪くなり、かかりつけ医で診てくれるか不安でこちらに連絡した所、入院になったとの事。
私が血漿交換に行く時「頑張ってね」と声をかけてくれた。血漿交換って、キツいのか⁇

車椅子に乗せられて血漿交換に行くと、待ってましたとばかりに6人位の若いMEさんや看護師さんがテキパキと私の周りでスタンバイOK!
「テレビ観ますか?どの番組がいいですか?」
「あ、ラビットで…」
「スピーカー近付けます?流し見な感じでもいいですか?」
「あ、流し見で…」
チーム『テキパキ』だなー。
しかし、私の血の出?がイマイチだったのか、1時間半ほどかかってしまった。気分が悪いはなかったが、少し寒くてフワフワする感じ。

予約に間に合いそうなので、そのまま理学リハビリへ。足の様子を評価してもらう。フワフワしている場合ではない!「自力でコンビニに行きたい!」と訴えて筋力等を診てもらう。無事に自力コンビニ権をGET!
午前中の予定が終わり、病室に戻ると、隣にはすでに新しい患者さんが…。
昼食後、作業リハビリの先生が明日からの打ち合わせに来てくれた。主に手の動作リハビリをしてくれるみたい。
私は右腕や指先は動かせる。ただ、目で確認して意識的に動かしている。クレーンゲームをやっている感じかな。貸出パジャマのヒモも見ながらなら結べるが、見ずに感覚だけでは結べない。目視なくては自分の指がどこにあるのかがわからない。
リハビリでこの感覚的なものを戻すのは難しいとの事。これは治療の成果に期待するしかない。
ただ、今出来る事をスムーズにやれるようにはなるそうだ。
退院後には自信を持って車の運転をしたい事、できる範囲で就労したい事を伝えた。
ちなみに今日から看護学校生が1人付く事になっている。ただ、あまりベッドにいないので簡単な挨拶しか出来ていない。うちの子ども達と年齢が近い、初々しい。
若先生が来た。血漿交換の際も様子を見に来てくれたので本日2回目。
今後使用するかもしれない再発予防の薬の説明。ただし、この薬を使うかは検査結果待ち。結果が陰性なら他の方法を考えるとの事。

とりあえず検査の結果を待つしかない。明日は理学リハビリ&作業リハビリをする。自力で歩いてリハビリ室まで行ってよい許可は出た。
道に迷わなければ行けるはず。もらった地図を確認しよう。

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