見出し画像

陶磁器と本と推し活と推し活な拗らせオタクの名古屋旅行記

こんばんは。千歳ゆうりです。

年に一回は名古屋旅行したくてしたくてしょうがなくなります。徳川美術館に行きたくてしょうがなくなるんですよね。
というわけで、GWのゆうりさんの名古屋旅行記、備忘録とも言いますが、記していこうと思います。

東京→名古屋への移動には高速バスを使いました。ゴールデンウイークなので何を使っても高いのでもういいや……な気持ちです。深夜バスの発車場が映画館の近くだったので深夜上映を見てから行きました。黒鉄のサブマリンを見てすごく感動したので、高速バスの車内ではずっとコナン映画を聞いていました。耳だけで聞くと案外何起こってるかわからないんだなーという発見もありました。それはそれでそれとして。

1日目
高速バスを降り、ネットカフェで3時間ほど仮眠をとって、まずは徳川美術館へ。名古屋駅から徳川美術館へは、電車やバスを利用しても良いのですが、晴れているならシェアサイクルもお勧めです。時間が読めるし、早いし。

徳川美術館は常設展のボリュームもすごいし、企画展の面白さと物量はやはりそこらの美術館とは一線を画すものがあります。常設展も、半年~一年に一度通っている身としては、行くたびに展示入れ替えがあってビビります。見たことあるから30分くらいでさらっと見ようと思ったのにどうして常設展なのにこんなに見たことない面白い展示物ばっかりあるの!!!!!!!となっていました。企画展もあっさりめに回って、なんとか2時間で出ましたが、無限にいられちゃう、徳川美術館、恐ろしい子……。

今回の名古屋旅行で行ってみたかった場所として、陶磁器関係の場所があって(オールドノリタケの展示を見たのも理由です)、徳川美術館から自転車で10分くらいのところに名古屋陶磁器会館という場所があったので行ってみました。こじんまりとしていましたが個人的には満足度高かったです。

名古屋陶磁器会館にて

それから陶磁器関係の場所と言えば外せないのがノリタケの森ですよね。行ってみて、いやもう良かったしか出てこない……ぜひ行ってください……。工場見学的なコーナーで、ボーンチャイナってどうやって作るの?を目の前で作業する職人さんと動画と文章で説明してくれるうえに、ミュージアムで歴史を教えてくれる、もう本当にお腹いっぱいになれます。

ノリタケの森。レンガがおしゃれ!

その後は早めにホテルへ。名古屋で泊まるとしたらここしかない!と個人的に思っているホテルさんです。LAMP LIGHT BOOKS HOTELさん。素敵な本がたくさんあり、気になった本はお部屋で読んでも良いよ!という、いわゆるブックホテルというやつなのですが、お洒落読書的なホテルも多い中で、ここは”””””ガチ””””””だと私が判断している理由が、この本です。

なんでこんな本があるの?????????
これ、江戸川 乱歩を筆頭に、甲賀 三郎、夢野 久作、横溝 正史、大下 宇陀児、森下 雨村のリレー小説です。メンバーが豪華すぎる。どこかノリが同人誌的なノリがあって、「乱歩君は最初にしないといつまでも出さない」って言われて乱歩を最初にしたら乱歩ド性癖の女を叩きつけられ笑いながら読み進めていくと、途中で「結末もトリックも知らされていないので自分は悪くない」と言い訳を始める作家が現れだすし、もうみんな好き勝手書いててめちゃめちゃ面白かった。
一般にはあまり流通してない本らしくマジでここ以外で見たことないし、この本の存在から私はここを”””””””””ガチ””””””””””だと思い名古屋に泊まるときはここを利用するようになりました。
実際今回の旅行では運命を感じて手に取った下記2冊の本を読みましたがどちらも面白かった……めちゃめちゃ面白かった……。

2日目
今回の名古屋旅行の目的は、実は東京ではチケットが取れなかったプリキュア展ゲルテナ展というのもありました。
午前中は時間があったので、名古屋市科学館のプラネタリウムに行きました。ランプライトブックスホテルから徒歩圏内なので、泊まった翌日荷物を預けて手ぶらで科学館まで散歩、マジでおすすめです。
最近ではプロジェクター的にスクリーンに映像を映す形式のプラネタリウムが増えてきていますが、ここは昔ながらの穴に光を通す方式で投影していて、闇の黒の深さと、星の光の鋭さが好きです。
ここでちょっとしたハック技なんですが、失敗したくないよという方はファミリーアワー、おすすめです。子供に飽きさせない面白い話をできる解説員を持ってくるので話がまあ分かりやすいし面白い。SR確定ガチャみたいな感じ。私は今回は大型連休ということで控えましたが、疲れてて寝ちゃうかも……と思う時はファミリーアワーを選ぶこともまああります。

プリキュア展、実は初代以外ミリしらで行ったのですが、思ったよりめちゃめちゃ楽しめてしまいました。なんというか、あらゆる歴代プリキュアたちに対して、「かわいいー!」って言ってるお客さんたち(小さい女の子から大きいお友達まで、思ったより男女満遍なくいる)見てるだけで胸がいっぱいになる感じというか。プリキュアを好きな人たちが、こんなにいるんだ!という嬉しさというか。
あと、自分が初代プリキュアが好きだった理由も再確認できたような気持ちになりました。私は友達としてほしいのはなぎさのような女の子が好きではありつつも、自分自身のロールモデルとしては科学部部長のほのかに憧れていた節があるんですが、要は「強い女」が好きというか、女の子だからかわいいものが好きで、だからプリキュアの衣装はかわいいんだけど、同時にかっこよくバカスカ殴る蹴るもするし、暴れるし、助けてくれる王子様が”いない”彼女らの自立性が好きだったというか。そいういうことを再確認していました。

プリキュア展にて。

ゲルテナ展は規模小さめでしたが、原作の世界観が現実に落とし込まれていて面白かったです。もうちょっと立体とか規模大きめなのを見てみたいし、真ゲルテナ展も見てみたいなあ……という気持ち、でした。

Ibの世界に迷い込んじゃった感とてもあり良かったです

最後にちょっと時間が余った(性懲りもなく高速バスで帰るマン)ので、気になっていた本屋さんへ。ON READINGというとっても素敵な本がたくさんある本屋さんです。運命を感じた歌集があったのでお迎えしました。なんだか人生が豊かになった気持ちです。

ON READINGさん。素敵な本屋さんでした……!

一人だからこそ無理な計画を立てても行けるんだなあ……って書きながらしみじみとしていますが、ぜひ、ここ気になる!と思う場所があったら行かれてみてはと思うところ!推しは推せるときに推せ、ですし、行きたい場所は行きたいうちに行くべきです。いつかなくなってしまうかもしれないのだから、ね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?