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ようこそ、そしてただいまBASIC

Pi STARTER(ラズベリーパイ用BASIC言語パッケージ)版
ひとりで遊べる人狼ゲームを公開中(要ラズパイ&Pi STARTER)

http://www.ne.jp/asahi/chitose/net/download/jinrou/

はじめてのおつかいならぬ、はじめてのラズパイ。いろいろ手間取ったこともあるものの、Pi STARTERがとても分かりやすく作られていることもあり、BASICの画面に行くまではさして悩みませんでした。

「これまで何を試してもダメだったのに、最後の望みで思い切って購入して良かったです!」

まるでどこかのアオリ広告のようですな。ついでに言うと、

「私と同じような思いをしているすべての方にこれを試してほしいです!」

何だか怪しさ満載だなぁ。良いこと書いてるのに何でだろう?
でも、アオリ抜きでオススメですよPi STARTER。
BASICを動くようにすることでラズパイの敷居を思いっきし下げたのは大正解だと思います。これしか知らないのに言うのもなんですが、やっぱりBASICってベーシック(基本)っていうだけのことはあって、とっつきやすい気がするんですよ。私のように「昔はちょっとBASICやったけど…」みたいな方には鉄板だと思います。

100分は1円にしかならぬ…もとい、百聞は一見に如かず。
これが立ち上げの画面ね。

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ここで、「プログラムを書く」を実行するとBASICの画面へ。

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おぉ~懐かしい!!
昔こんなんやったよね!?
…プログラムを生業にしてる人にはあまり珍しくないのかな?

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前回記事で取り上げた「ALL ABOUT Pi STARTER」(松原拓也 著/スマイルブーム 監修 /電波新聞社 刊)に掲載されている数当てゲームのリスト。この本ではひとつひとつの命令が何を意味しているかを丁寧に解説してくれています。ありがたや。

ところで、昔BASICやった側から見ると、現代に合わせて?変わった点がいくつかあるのね。列挙していくと、

① ダイレクトモードとエディットモードが分かれている
昔はそういった区別がなかったので、最初ちょっと戸惑いました。
ちゃんとプログラムを組むときはエディットモード。
プログラム実行(RUN)やちょっとした何かを試したいときはダイレクトモードという感じで使い分けます。

② プログラム入力めっちゃしやすい!
エディットモードは行数表示付きのテキストエディタみたいになってて超絶分かりやすい!しかも範囲指定からのコピペや置換など、基本的な入力方法が今風になっているため、同じようなコードをたくさん使うときにもめっちゃ重宝(裏を返せば同じような処理をいくらでも量産できてしまうため、何も考えないで作るとコードが長くなる傾向が…)。

③ コードが着色されてる!
文字列テキストは濃い青、タグはオレンジ、命令は水色、変数や計算式は白みたいな感じで、が入力していくだけでキレイに色分けされていきます。
何この夢のようなプログラム環境。これはテンション上がるわ~!

④ 行番号制ではない
上のプログラムよく見てもらうと分かるんですが、GOTO文(ここに飛べ、という命令文)の指し示している場所が行番号じゃなく「@MAIN」みたいなタグになってますよね?
これ昔だったら、プログラム1行1行に番号が付いてて、上の例だったら「GOTO 3」みたいな文だったんです。
(いまでもIchigoJamのBASICなんかはそうだったはずです)
私は行番号制じゃないこの方式見て
「うわめんどくさっ!!」
って思ってしまいましたが、自分でいざ「人狼」みたいなクソ長いコード書いてみるとこの便利さが目に染みる…それじゃ涙ちょちょ切れちまうやん。そうでなくて身に染みます。
プログラムって作ってると、後から後からいくらでも追加仕様を追加しよう(すみませんボケたくなる年頃なんです)とかなりますが、これが行番号制だと、その都度行番号を増やす必要があるのですね。末尾に増えてくならいいのですが、間に増やそうと思ったらその分余裕を持った番号のバッファを空けとかないと増やすに増やせないですよね。
でもこのPi STARTERのSMILE BASICだと、そもそも行番号制を採用してないから、後からいくらでも追加仕様を増やし放題、さらにGOTO文の行き先も番号じゃなくてタグ(「@MAIN」とか)なので、いくら行が増えようが減ろうが関係ないわけです。いやはや世の中って便利になるものですね。

うーんでも最後のあたりは経験的にプログラム組んだことないと実感として分かりづらいかな?

ともあれ、買ったばかりの頃はひたすら「ALL ABOUT Pi STARTER」ならびに「電子工作マガジン」(の別冊ベーマガ)に掲載されているプログラムを打ち込んだりして、とにかく昔の感覚を取り戻せ、愛を取り戻せYouはShock!とばかりにパソコン少年してました。愛も大事ですが、若さを取り戻したい今日この頃でございます。

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