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Bluetoothコーデックと音質の関係

無線通信、Bluetoohのコーデックのことについて説明不足のままどんどん書いてしまっているので、できるだけ簡潔にわかりやすく説明します。

実は細かくみていくといろいろな規格のランクがあるのですが、一般的なもののみに大幅にはしょってしまうことをお許しください。

コーデックというのは、わかりやすくいえば、無線に乗せるための音声圧縮フォーマットのことです。

大前提として、Bluetooh5.0に対応した機器ということにします。

まず、どんなBluetooth機器にも対応しているコーデックは"SBC"です。音声の遅延が長く、音質はCD規格よりもかなり低いです。最近はこのコーデックしか採用していない製品はほとんどありません。

"AAC"・・・iPhone向けのコーデックです。"SBC”より音質がよく、遅延も短いとされています。ところが、かの有名な、人気があるAirPods Proは実は現行では"AAC"止まりでして、ハイレゾところかロスレス(CD規格)にも対応していないという致命的な弱点をかかえています。しかしいずれ対応するだろうという噂もあるようです。

ちなみに、現行のヘッドフォンやイヤフォンで、"AAC"に対応していないものはないと思います。

なお、MacOSはハイレゾに対応しているのですが、どういうわけかソニーやオンキョーが提供しているレートの半分なんです。USBで外部機器を取り付ければ別ですが。

"aptX"・・・旧来のandroidスマホ用のコーデックです。CD規格とほぼ一致。Windows10PCの標準コーデックでもあります。今やかなりの部分のワイヤレスイヤフォンやヘッドフォンが対応してしています。

"LDAC"・・・いわゆるハイレゾ対応のコーデックです。もともとはソニー独自の規格でしたが、現在では他社にも公開されています。

androidOS 8.0以上であること、そして、ハイレゾを聴こうと思えば、オンキヨーやソニーのアプリ(ソフト)をインストールしていることが条件です。Amazon music HDも一部ハイレゾ規格の音源を配信しています。

しかし、別にハイレゾの音声ファイルでなくても、ロスレス音源の場合ですら”LDAC”コーデックの方が再生上の音質はいいように、私は感じています。

なお、Apple MUSICは、最近ハイレゾの音源ファイルも一部配信し始めましたが、これは現状ではiPhoneでは音質をダウングレードして聴くことなるという凄い矛盾に陥っています。

なお、このBluetooth対応ヘッドフォン・イヤホンについてのレビューを、私のブログで連載しておりますので、興味をお持ちの方はお読みください:

●カウンセラーchitoseの雑記帳 ベッドフォン/イヤホン カテゴリー


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