「高校・大学お嬢様部」ブームはネットの「仮面舞踏会」なのか?
追記:タイトルに「高校・大学」という言葉を追加しました。今までのタイトルが釣りになってしまっていてもなんでも許してください。
最近Twitterでは「お嬢様部」が増えてきている。「課題が終わりませんわ~!」などとつぶやくお嬢様はTLを楽しくしてくれる。
…と言ってもいわゆる「学生垢」を持っていない人にはよくわからないかもしれない。まずは軽く概要を説明してから本題に入ることにする。
概要
「お嬢様部」の大元の元ネタに思い当たる節がないわけではないが、ひとまず現在のTwitterでのブームは「高校・大学等の(おそらく)学生が非公式に『お嬢様部』を立ち上げお嬢様言葉でツイートする」というものである。京大発祥と言われているが定かではない。現在は様々な学校のお嬢様が日々お嬢様言葉で交流している。【参考】京大お嬢様部のバズってるツイート
発祥自体かなりあいまいでしっかりとしたソースがなくあまり重要ではないのでその話はこれくらいにして、「なぜ流行っていったのか」に着目して考察を行っていく。間違い等あれば指摘してほしい。
ネットの「仮面舞踏会」
「お嬢様部」は名前や話す内容に個性を出すものの一人称や口調は固定であり、まさに「仮面舞踏会」のような表面にこだわらない交流が可能となっている(ただし肩書を無視する仮面舞踏会と真逆で「お嬢様部」はむしろ学校の肩書のみが唯一の個性である)。「お嬢様部」を名乗るだけで学生お嬢様と繋がることができるのだ。このあたりは「アライさん」ブームにも同じ傾向がみられる。
口調テンプレはネットの常?
また、お嬢様言葉であるがゆえに「なんとなく楽しい」「ギスギスしづらい」などのメリットもある。ゆるくつながるTwitterにおいて、楽しく続けられることは重要である。
「口調テンプレがあることで統一された仲間内の空気感がある」「『くそわよ』等独特のスラングがある(これは本元の元ネタからそうだが)」という点に関してはもしかすると某掲示板の「猛虎弁」やアレのアレが元の某「語録」あたりから続くネット内流行(ネットミーム?)の必然的な系譜なのかもしれない。
おわりに
「お嬢様部」は中の人の実情に関わらずお嬢様を名乗るだけで繋がることができるため学生の間で流行していると考えた。お嬢様口調の一体感も流行りの一端かもしれない。これからも「お嬢様部」界隈の動向を観察していきたい。
私の出身校は現在お嬢様部が存在しないようだが、いずれできることを楽しみにしてこの記事を締めくくりたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?