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似顔絵は矯めつ眇めろ

「絵馬と短冊は読め」は、私が子育てで声を大にして洗脳してきた教育であるがそしてついでにくらいの心持ちで、母の日や父の日や敬老の日に描かれて貼り出されている似顔絵は矯めつ眇めつ眺めたほうが良いとも洗脳してきた。
毎年の楽しみにしているイベントであると言ってよい、短冊と似顔絵。
初詣や旅行先の神社でのお読みもの、絵馬。

そして今年、新たなお楽しみイベントがお目見えした模様である。
七夕の短冊を熟読してきたイオンに、画伯たちの似顔絵を観察してきたイオンに「子供の日にこいのぼりのウロコを描く」というなんともフリーダムなボードが出現。

子供の日なのにお父さんこいのぼりとお母さんこいのぼりのみなのね

イオンよ…持病が悪化して体調を崩していた私に癒しをありがとう…と駆け寄ると病床に伏して体力ガタ落ちの私の膝が笑い始めたではないか。

動物はイラストの定番

ウロコカードに好きな模様や絵を描くというコンセプトなのでウロコカードにさえ描いていれば何を描いても正解である。
「その発想があったのか!」とポ~ンと膝を打つような絵を見つけたいと、矯めつ眇める。
だけど正直あまり次から次に膝は打ちたくない…疲れでガクガクしちゃってるから。

文字で挑む猛者もいた

膝打ちたくねぇつってんのにもうから膝打っちゃったよね、勝負の三文字「も・あ・な♡」
逆さに貼ってあるからだろうか「あ・な・た♡」に見えた。

おっとちょっと…某電車のおもちゃの匂いが…

(アブネぇ…Kールおじさんかと思っちゃった…こっちは仄かにPラレールぽいが…)
著作権とかそういうのを考えるコトなくウロコに描いて完成させてもいいのかな、こいのぼり?
完全オリジナル作品でという文言はないし、いいのかな。
そんなことを考えてしまう私は、いろんな事情でえらいことになりそうな予感がする薄汚れたオトナになってしまったのだろうか。
私とて純粋無垢な子供時代を経てきたというのに…子供の日に己のひねくれっぷりが露呈した49歳…これまでの人生でひねくれた自分をうまく隠せていることを切に願う。

アニメキャラのような気がしないでもない

描いているのはもはや子供ではない気もしてきた。

なんとな~くPカチューみたいなカンジがしないでもなきにしもあらず。

名前出ちゃった

好きなキャラを描いちゃダメとは書いてなかったしな。

トーMS+いNSK…か?

二次創作だったりすると同一性保持権なんかのぉ…
さっきまでは膝がガクガクしてたけど今は胸がソワソワする…こんなに見た事あるキャラを見ることになるとは。
「好きな模様や絵」と言われた時に人間はオリジナルではなく、何かのキャラクターを描くものなのか!とポ~ンと膝を打ったよね、膝のガクガク再び。

もちろん完全オリジナル作品を描く人もいる。
私はこのイラストを完全オリジナルだと思っているが、じつは何かのキャラということはあり得るだろうか。
だとしたら、これを描いた人はもう自分のモノにしているくらいにこのキャラを自由に遊ばせて描いているではないかまるでオリジナルかのように。
キャラたちの視線を見たまえ。
これが他人の著作物だとしたらそれぞれのキャラの感情まで描けたこの人が作者じゃないなんて、末恐ろしいではないか。
この人はこの3人のキャラで15分のアニメが作れそうなのに。
それくらいしっかりとしたストーリー性が垣間見れるイラストである。

Dイソーの回し者もいた

Dイソーのコツを図解してくれているようだが、コツよくわからない。
ミトンの質が良いと伝えたいのかもしれない。
人間が描かれているので、店員さんと仲良くなるのがコツかも。

ウロコカードがなくなってもご自由にどうぞ

イオンのボード参加型イベントは高確率でアイテムが早々に枯渇する。
七夕では短冊やペンが早々になくなり短冊シールの剥離紙をゴミ箱から拾って願い事を書きそれを両面テープで貼り付ける措置が取られているし、ハロウィンのボードでは散らばっている書き損じのシールを再利用する親子の姿を毎年見ている。
イオンのイベントに足繁く通っている私でさえ、書き損じ短冊をリユースしてなんとか自分の願いをイイ感じに仕上げたりしているのだ。

イオンイベントは創意工夫

ぽっと出の新人が臨機応変に順応できるような環境ではないのだぞ、イオンのイベントは。
我が伊丹市は市内移動の端から端まで、しようと思えば自転車でいける小さなマチであるが、その小ささでイオンのモールが2つもある。
イオンのアプリでお得を貪っている私はしょっちゅうあるイオンイベントをこよなく愛し続け参加し続けている、そんな私だからこそ何とか出来ているのだ、必死をこけば。

イオンのモールが2つもある伊丹市民の皆さまに於かれましてはアイテム枯渇のクセを掴んでいらっしゃるようで、順応性が高い高い高いのなんのってもうボードに直に描いちゃうもんね。

「いかにも子供が描きました~みたいなめためたカワイイ絵ぇあるやんけ」
「コレあれやん?アニメキャラ。ワンP---」
「うそ~ん?」
「ほら、麦わら帽子かぶってて」
「あ、コレ麦わら帽子?バケットハットちゃうねや」
「名前も書いてるやんか『ルヒィ』て」
「え…あれ?『ヒ』じゃなくない?…フ…」
「ソコは子供やからさ~」
いいや?完全オリジナルキャラて線もあるでオリジナルの命名でルヒィよ、バケットハットを被った目がクリクリしたいつも笑顔の、もしかしてルヒチかもわからんぞな、そう読めなくもない。

Kムンパスでやんすじゃね?

「あ~~~~コレなんやったかなァ~見た見た、45歳以上は見た事ある絶対!誰もが『アレやな』てのが浮かんでるけど名前なんやったかなァ~」

て、なってるヤツ、手を挙げろ。
みんな最初のスタートは子供だったんだよな、そうそう。

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