君たちはどう生きるか

公開初日。

この日を何年待ったことか。

夫に早く帰ってきてもらい、子を任せて、
ワクワクしながら観にいってきました。


ひとまず 欲のままに、書き連ねようと思います。

ストーリーのネタバレはないです
(いずれネタバレ有りも書くと思います)

どの作品に似てる?

前情報は 青と白の鳥らしきイラストが描かれたポスターのみ。
あらすじも、キャストも、明らかにされてませんでした。

宮崎駿監督の過去作で言うと、どの作品ぽい?


と聞かれたら、なんて答えようかなと考える。
(身内から早速聞かれた)


結果、どれでもない。


です。


ただ、今までの 宮崎駿作品を思い浮かべるカットがたくさん入ってました。

駿監督が、ご自身の作品に寄せるカット入れるのは、何気に初めてでは??


※米林さん(借りぐらしのアリエッティや思い出のマーニー)や
吾郎さん(ゲド戦記やコクリコ坂から)が、駿作品のオマージュを入れてることはあった。


そういうところからも、監督人生のまとめ を意識してる気配が漂ってきてました。


なので、どの作品の系統にも当てはまらないんですよね。


作画とか音とか

序盤のストーリーは 動か静か で言えば  静

BGMも少なく、効果音やキャラクターの声が目立つような感じ。


石や土を踏む音
床を踏み締める音
ドアノブの音

普段聞こえているはずなのに

私達が意識してないからか、
慣れてしまったからか、

聞こえてこなくなってしまった音

丁寧に表現されてました。

感覚としては、アリエッティの 初めての借り でキッチンに行く場面を思い出す感じ


ストーリーは大きく動かないので、飽きそうな静けさでもあるんです

でも、
例えばキャラクターが 服を着るだけのシーン

ここ、そんなに丁寧に書く?ってくらい尺とってあるんですよね。

あああーー駿監督だわ!
って感じ。伝わりますか????笑

映画館で 1人 ニヤついてましたね。
駿監督らしいー!って。


あと、こんだけ 序盤は静かです って言っときながら

冒頭の作画は いい意味でジブリらしからぬ作画で、息を飲みました。

あそこで一気に 世界に引き込まれましたよ。


タイトルの意味

もののけ姫  生きろ

風立ちぬ 生きねば

引退会見(要約)
子ども達に、この世は生きるに値するんだ、ということを伝えるのが、仕事の根幹になければいけないと思ってきた

そして今回の 君たちはどう生きるか



説教くさいのでは?という意見も見かけたけど、全くそんなことなかった。

むしろ優しかった。

今まで監督が積み上げてきたものも、
いつか過去のものになる。

それを駿監督自身も、十分に承知されてて。

過去にしがみつく感じもなく、
あるがまま 時の流れを受け入れて
でも、自分がやってきたことも きちんと表明されて

その上で、後の人達に委ねてくれた
(というより、委ねざるを得なくなったのが大きいかも)


君たちはどう生きるか


だった気がします。



まとまりませんが、興奮し過ぎて疲れて眠くなってきたので
ひとまずここまで。

あと一つだけ ネタバレを。
以下注意



お馴染みの3文字、ありませんでしたね。
グッときました。
ありがとう、ジブリ。
ありがとう 駿監督。