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レポートにどのくらい力を入れるか
まず基本的には、あまり力を入れないでよいのではないかと思います。サクッと取り組んで、どんどん提出すればよいでしょう。
通学制の大学のレポートは、評価をするという側面もありますが、授業者が特に重視したいポイントや、その授業の中でポイントとなることについて扱うことが多いと思います。
その場合は、授業を振り返りながら、その課題に取り組むことにも意義が大きいでしょう。
一方の通信制の大学のレポートは、単位のために評価をする側面が大きいと思います。なぜなら、基本的には授業と必ずしも一致しない、そもそも授業がないレポートであることが多いからです。
むしろ、そのレポートに取り組むことで、一つの科目を履修したのと同じくらいの価値を持つと思えるような内容にすることが大事になります。どのくらい深い学びになっているかや、学生自身の学びになっているかを評価するのではなく、一定程度の内容理解や文章としてまとめる力を評価するのです。
つまり、単位取得のためのレポートということなのです。
ですから、通信制の大学のレポートは、必ずしもそのテーマを扱うのに最適とは言い難いこともあります。その授業の内容を総括するような内容なのか、その分野の特に大事なポイントなのか、学生にとって学びの大きい題材なのか、といえば、必ずしもそうではないでしょう。
もちろん、その題材に向き合うことで得られることはあるはずです。そこから学びが深まること、広がることもあるでしょう。ただ、全てのレポート課題がそこまで考えられているとも言えません。
そもそも授業がないわけですし、学生の実態もわからない中で出された課題です。その課題にじっくり向き合うことが、必ずしも最適とは言い難いものがあります。
もし、そのレポートのテーマや題材にピンとくるものがあったり、自分なりに深めたい気持ちがわいてきたら、時間をかけてもよいと思います。
しかし、そうでなければ、そこまで考えられたレポートとは限らないのですから、ひとまず単位取得のためにサクッと取り組んでしまったほうがいいと思います。
そして、レポートを終えたのちに、よりその科目の中で興味を持ったことについて考えを深めたり、書籍や講演などで学んだほうがよいでしょう。
大切な学びの時間を、必ずしもレポートにかける必要はありません。それよりもずっと大事なことがあるのが、通信制大学の学びなのだと思います。
ですから、レポートはサクッと取り組んで、どんどん提出した方がいいと思います。
そのレポートがどのように評価されるかもわかりません。適正に評価されるかもわかりません。
あまり深く考えても仕方がないので、まずは書いてみて、提出できるところまで持っていくことが大事だと思います。
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