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音が苦から音学から音楽へ。

マリンバ弾きの木上智保子です🐽

先週無事になんとか新人音楽会に出演してまいりました!!

お客様が入った後の音の鳴りの違いにテンパったりしましたが、用意してきた自分の実力の7、8割は発揮でき、最大の目標にしていた「良い音をだす。良い音を楽しむ」が達成できたので非常に満足しております!

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反省点はかなり明確で、これからさらに進化するために自分自身何をしていくかワクワクドキドキしてますが、今の時点の演奏を札幌を拠点に活躍されるマリンビストや同世代のマリンビストが演奏後とても褒めてくださり、もっと聴きたいとメッセージもくださり駅のホームで泣きました。

ずっと自分がしてる事を認めてあげられず、何がしたいかわからず暗い道を彷徨ってるような数年を過ごしてきてたので、次も聴きたいと同じ楽器を弾く方々に言ってもらえて本当に救われました。

次の演奏会は来年4月に予定しているので、フライヤーのデザインが決まり次第大々的に宣伝してまいりますが、来年はじめてのソロリサイタルも計画する気になりました。北海道に居るからこそ出来る場所で一回しかないはじめてを特別なものにするべく企画していくので沢山の方に聴いていただきたい…!

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さて、タイトルの音が苦(おんがく)と言う言葉は多分日本の音大生なら一度は口にする造語だと思います。何が音が楽しくて音楽だ!苦しいばっかりじゃないか!と口から出た事ない人は本当に羨ましすぎる。その素敵なポジティブエキスを分けていただきたい…(切実)。

ネットで音楽の由来を調べると、音+楽で音楽というのが出てまいります。「楽」はどうやら昔の楽器を形どった象形文字のようで、「楽」=楽器、楽器音のことで、音が楽しいではなく楽器で音をだす事ということのようです。

お恥ずかしいのですがこの年まで専門に音楽を学んできたにもかかわらず、私はそんなに音楽を聴くのが好きではありません。Bluetoothのヘッドホンを首から下げ颯爽と歩くのが好きですが、聞いているのはradikoで全国のラジオ。特にジャンクとオールナイトニッポンとたまむすびが好きです。

音が苦なのに音学を続けてきた一番の理由は人がやってないことをやりたいが1番で、根拠もないけどなんだか私にはマリンバだ!というのが2番、3番目がマリンバの音が好きでしたが、ようやく音楽=音が楽しいと感じられる様に札幌の地でマリンバと向き合っていて思えるようになって来ました。

すごく罪悪感があるんです。音楽が好きじゃなくて弾くのが好きなだけって。今までいくら自分に投資してきたんだ?と頭をよぎるだけで目の前に鎮座するローンが後半分の楽器とうん十万円分のマレットと楽譜の山に冷や汗と爆発したくなる気持ちが駆け巡ります。

しかし!そんな想いも冒頭のマリンビスト様方や新人音楽会のお客様にいただいた言葉でコッパミジンコ!!

一人でウジウジしてても始まらない。誰かに聞いてもらうために自分で動かなければ音が苦とか引きこもってんじゃねえ!!!!

私の心の中の弱虫にジャストミート。

好きと言えない自分さえ愛おしいと思えば好きと言える様になった時音楽家木上の幅が更に広がると思う。いやそうなってくれないと困る。まさしく人がやってないことやれてる人生じゃないか!!

この週末早速、弾いたことない曲の楽譜や今までどうやって向き合ってきたか再発見のため楽譜をYouTubeやApple Musicを駆使して向き合ってみました。

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(寒いはずなのに溶けていく雪だるま。良い顔してません?笑)

ぶちたのしいんじゃけど。え、私音楽すきじゃん。

木上の脳が進化を始めました。

うおおおおおおおがんばる…!!

木上の今後の活動にご注目お願いいたします!

CHIHOKO

頂いたサポートで北海道の美味しい楽しいを体験させてもらいます!!