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「子供が育つみちすじ」

最近は妻の勧めで「子どもが育つみちすじ」という本を読んだ。内容を一言でまとめると、子供が成長する各段階における一般的な特徴及び親の役割といったところだろう。

親の役割といってもやはりと言うべきか、お母さんが中心であり、お父さんは補助的な役割しか果たしていない。男としてはややさびしい感もあるが、母の献身を考えると仕方ないとも思う。母の献身というと特に印象に残るのは乳児のとき、夜は半分寝ながらも子供に授乳する妻の姿はある種の祈りにも近い感じがした。

さて、話を本書の内容に戻すと、この本はざっくり前半と後半に分かれており、前半は子供の成長過程における各段階の特徴についてまとめている。後半は著者がご自分の仕事を通して、カウンセリングを行った実例を数多く挙げている。

前半の成長段階はうろ覚えではあるが、以下のように分かれていたと思う。
①乳児(生後から1歳半):お母さんからおっぱいをもらう段階
②幼児前期(1歳半から3歳):自分でご飯を食べ、身体成長が著しい
③幼児後期(3-5歳):言語が発達し、生物としての人間はほぼ完成
④学童期?(6-10歳?):外の世界に興味を持ち、なぜなぜが止まらない
⑤思春期(11歳?-):性に目覚め、集団の中における自分を意識する

情報が多いのでなかなか全部は覚えられないが、自分のtakeawayとして、①子どもにできるだけ自然に触れさせる機会を提供すること、②子どもから質問があった場合、性も含めてタブー視せずなるべく自然に丁寧に答えてあげること。 

本著後半は実にさまざまな実際例を挙げているが、どれも興味深く読ませていただいた。ご興味のある方は是非ご一読いただければと思う。

また、著者が本の中で紹介した「たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える」という本のタイトルは特に自分の琴線に触れた。心のもやもやを晴らしてくれる本と期待して近いうちに読みたいと思う。


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