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雲取山

妻が子供たちを連れて里帰りしているので、ここ数日は久しぶりに一人で過ごしている。この週末も2泊3日の縦走をもくろんでいたが、仕事や友人の上京が重なり日帰り登山に変わった。

ということで、昨日は東京都にある唯一の百名山、雲取山に登ってきた。子供が生まれて以降、3年ほどのブランクがあったのでいろいろ心配をしていたが、実際にいろいろあって大変楽しい一日でした。

金曜日は上京の友人と飲み、少し遅めに寝たせいか、当日朝も五時半起床と少し出遅れた。そして一番の誤算は台風19号のせいで青梅線の運転本数が少なく、青梅駅での乗り継ぎは30分近く待ち時間ができてしまった。

結局登山口についたのは9時を少し回り、同じバスを乗っている登山者はほとんど一泊する予定の装備ばかり。それでも気を取り直して靴の紐も締め直し、いざ登山スタート。

まずは民家が続く一般道を歩き、山道に入ってしばらくするとまた駐車場に出る。車で来る人たちはどうやらここに車を止めるようだ。そこから舗装された車道を5分ほど歩き、本格的な登山が始まる。

山に入ると台風19号の影響か、山全体が水を含んでいるのが感じる。どろどろの個所もあるが、比較的なだらかな道が続く。静かな道を一歩一歩踏みしめながら歩くと、瞑想にも似た感覚で何とも心が落ち着く。

スタートから1時間半ほどで堂所につき、ここからは少し急な登りになる。さらに歩くこと30分で七ツ石小屋とナブ坂への分岐があり、ここでさすがに疲れてを感じて、チョコを3つ投入。糖分ってすばらしい!

さらに15分ほど上がったところに七ツ石小屋があり、ここは開けていてふっと振り返ると、雲に半分覆われながらも富士山が見えた。小屋のベンチを借りて、おにぎりを一つ、、、のつもりだったが、気が付けば二つなくなっていた。

元気になったところで、七ツ石山頂を通って、13時過ぎに雲取山山頂に到着。曇り空ながら視界がよく、遠くに登る予定だった南アルプスも望めた。そして逆方向を見ると、関東平野が広がり、新宿と思われるビル群も見えた。

出遅れた分、ゆっくりもしていられない。残りのおにぎりとみかんを食べて、そそくさと下山。下りは思いのほかスピードが出ず、筋肉の衰えを感じる。

何とか日没前に下山して、ほっと一息もつかの間、バス停に戻ると狙っていたバスはすでに出発しており、次の便は最終バスで2時間後。。

結局ヒッチハイクで最寄り駅に戻り何とか家にたどり着けました。一日の中でいろんな出来事があったのに、終わってみると優しい老夫婦に感謝でいっぱいです。

PS:登山に興味がある方のために
余計なお世話は重々承知ですが、初心者かつ山登りに興味がある方がこれを読まれた場合、何卒登山計画の参考にしないでください。
雲取山は山梨県のグレーディングによると、体力5技術難易度Bとなっています。難所はないものの、高低差は1500m以上あり大変体力がいります。だから、このブログにあるようなスケジュールは決して褒められたようなものではなく、私自身も反省すること多々あります。
アウトドアである以上、危険はつきものですので常に安全第一で計画を立ててください。


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