没後50年 鏑木清方展(感想)_細部まで緻密に描かれた上品な絵画
東京国立近代美術館にて2022年3月18日から開催されていた『没後50年 鏑木清方展』へ行ってきたので、いくつか心に残った作品についての感想などを。
展示内容は、鏑木清方にとって自己評価の高かった作品も多数展示されているとのことで、東京会場では「生活をえがく」「物語をえがく」「小さくえがく」の三章に分かれているとのこと。
そのため、美人画だけではなく「鰯」「墨田河舟遊」のように、当時の人々の生活の様子を切り取った作品もあるのだが、それらの作品はだいたい小さくて、それなりに混