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美術展の感想

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2020年1月の記事一覧

暗い室内の絵画で、心を落ち着けられる「ハマスホイとデンマーク絵画」展

2008年に国立西洋美術館で開催されていたハマスホイ展(当時はハンマースホイと表記されていた)が12年ぶりに東京都美術館で開催されということで観に行く。 タイトルが「ハマスホイとデンマーク絵画」というだけあって、ハマスホイ以外のデンマーク黄金期(1800年~)の絵画が半分以上を占めていた。これらの作品は画家にとって身近な人物の肖像画や自然溢れる風景画となっている。また、デンマークでバルト海と北海の間にある最北端の漁師町スケーインの絵画(スケーイン派と呼ぶらしい)も多数あり、

被写体の孤独に共感する、永遠のソール・ライター展(感想)

「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催中の「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」展へ行く。金曜日は時間を延長して21:00まで開催しているので余裕を持って18:00過ぎに到着。 この「Bunkamura ザ・ミュージアム」の客層は、普段は妙齢のご婦人が多い印象なのだけど会社帰りに立ち寄る人が多いせいか30~50代と思われる男性の比率が多めに感じられた。また、この日の渋谷の気温は10度以下にも関わらず金曜の夜ということもあって駅からミュージアムへの