読了「贖罪」|湊かなえ
見知らぬ土地に引っ越すことになり、周りの人間たちともなかなか馴染めずにいる中、突然ひとり娘を失った母親。どんなことでもいいから気付いたことを教えて欲しいと、事件に居合わせた同級生に執拗に話を聞くが、母親の必死な願いは叶わず、犯人を見つける手がかりがないまま、東京へ帰ることになる。
田舎に住んでいた小学生の頃、東京から転校してきた女の子がある事件の被害者になり亡くなってしまう。事件現場に居合わせた同級生4人は女の子の死を忘れることなく大人になっていく。たしかにショックな出来事だったかもしれないが、何年経っても4人全員がその死を忘れることができなかった理由、女の子の死とともに生きていった同級生たちの人生とは。
豆の上もそうだし、母って子どものことになると怖い存在だな…
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