株をはじめたら

株といえば、勤務先の株を持っているので、毎年少しの配当があるくらいで、日常に関わってくるようなものではない存在感のものでした。

積極的に関わりはじめたのは今年に入ってから。それまでに使っていた銀行のアプリでロボアドバイザーに任せるタイプの投資信託ができることがわかり、試しに始めたのがきっかけでした。

ロボアドバイザーって何?投資信託って何?という株式投資に関わる疑問は、始めてからいろいろと調べて理解していきました。
ネットの記事、YouTube、書籍などいろんなメディアで調べていくと、株以外にもいろんな投資方法があることや、株の投資方法にもいろんな種類があるということを知りました。

私のように自分の問題にならないと真剣に調べようとしないタイプの人は、間違っていてもいいので、少額の投資を始めるといいかもしれません。損をしたくないという意識で、少しずつ勉強を始めるいいきっかけになると思います。

投資信託という方法は自分に合っていると感じたもののロボアドバイザーからは卒業することにしました。ロボアドバイザーに考えてもらって投資するより、自力で考えて投資した方が、手数料が少なく、さらに細かく決めて投資ができることが分かったからです。

自分のお金をどのような配分で持つか。この配分をポートフォリオといいます。ロボアドバイザーはロボにこの配分と投資対象を丸投げして決めてもらうような感じですが、少し勉強すれば、ロボ以上にきめ細かい配分と投資対象を自分で選ぶことができます。

次に始めたのが米国株のETF(上場投資信託)でした。
投資信託の中で手数料が一番少ないのがこのETFです。書籍を参考に自分でポートフォリオを考え、株式や社債、国債や貴金属などのETFを少しずつ買っています。その次が個別株投資。自分がよく使うサービスを提供している会社の株を少しずつ買いました。

こうして、自分のわずかばかりのお金が世の中に循環し始めると、関心が変わってきます。日本のことばかり考えていたのが、海外のニュースにも興味が出てきました。ニュースによって、株価に変動が出てくるからです。特にアメリカの金融政策は大きな影響があるので、気にしています。また、世界の中で日本はどういう立ち位置なのかも気になってきました。

いろんな変化があった中でも、特に変わったのが自分自身の働き方です。株を持つということは、その会社のオーナーになるということ。その会社が利益を出していれば、株価が上がったり配当が出たりします。
自分の働きは自分の職場の利益を生み出せているんだろうか?そんなふうにちょっとだけ、考え方が変化していることを感じています。

株をはじめたら
世の中の動きにちょっと敏感になります。自分と世界、自分と経済や政治がリンクしていることに気付かされます。自分のことだけじゃなくて、日本の未来のことや環境問題についてもなんだか考えるようになります。

最初の頃は毎日アプリを見て、評価額の増減を気にしていましたが、今は週に一度確認するくらいです。
ほどほどに、良い加減で株と長くつきあっていけたらと思っています。