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「アジアの天使」をみてきた感想

東京リベンジャーズ、ゴジラvsコングなど、映画館では人気の作品で賑やかになっている。
そんな中、楽日が近づいている「アジアの天使」を見た。

「船を編む」から石井裕也さんの作品は見る量が増えた気がするな。。。
私は「船を編む」という映画がすごく好き。
これはまた違うところでお話しさせてくだせえええええ

で、話は戻してと、、、

アジアの天使

妻を病気で亡くした剛は、ひとり息子を連れて兄の透が住む韓国に渡ったが、早々に事業に失敗する。どん底に落ちた三人は、活路を求めてソウルから江原道(カンウォンド)へと向かう列車に飛び乗る。偶然そこで巡り合ったのは、同じように人生に行き詰った韓国の三兄妹だった。言葉が通じ合わないにもかかわらず、彼らは不思議な旅を共にすることに・・・。

自分の評価 ★★★☆☆
なんか飽きない作品でした。
作品を最後まで見終わって、「すばらしき世界」のように社会派で衝撃で何回も考え続けて、、、となる作品ではなかった、言ってみれば消化不良の作品ではあったけれどどのシーンも魅力的で面白い作品だった。

ストーリーについて
今冷えきっている、韓国と日本の関係性を社会問題を取り上げている。
言語が通じない壁からどうお互いが理解するまで、暖かく描いている作品だなと思った。
最初、お互い通じない言語を話していて、英語を話せばいいのにとか思っちゃったけど、確かに私もベトナム語しか話せないベトナム人と喧嘩した時、日本語で喧嘩したなと思い出しこうなってしまう状況を理解した。

実際、お互いの国を嫌っている人が60%いるらしいけど、本当にそうなのか?って思う。皆さんは韓国嫌いですか?

今の日本って、SEOBOK /ソボクや、少年の君など、韓国の作品は多く上映されているし、若者に流行っているコスメは韓国ばかりだし、TikTokには韓国人が多く映し出される。
アイドルも韓国がメインだよね。
これって、思考性が似ているから仕方のないことかもしれないけれど、それだけお互いに流行りを分け合っている感じがする。

でも政治に関してはそうはいかないのも事実だし、若者はそれから両国背を向けているのも事実なんじゃないかなって感じた。

意外と、お互い寄り添うことができるんじゃないかなって思うからこそ、あまりここまで韓国と日本が対立していることを協調しなくてもいいのかなとか思ってしまったけれど、逆にそれは韓国との関係に目を背けてしまっているのかな。

俳優さんたちについて
主演の池松壮亮さんと兄のオダギリジョーさんの掛け合いが本当の兄弟みたいで、見ていてよかった。好きよこの絡み。

オダギリジョーさんの「サランヘヨ」はクズ男の愛を感じるし、池松さんの全力な父親は心を打たれた。
個人的に池松さんが好きなので、見どころ満載という感じです、はい。

で、衝撃的なのは、芹澤興人さんの天使ですよね
まじであれは声を出して笑ってしまった。あんな女優さんが演技をして最後に出てくるのがこの天使?みたいな。

いびつすぎる。。。

そして、韓国の俳優さんの演技はやはりすごいなと。
パラサイトから似たようなものを感じた。
なんだろう、全力で資本主義を生きているんだなという感じ。
安藤さくらさんみたいな感覚がある気がします。

何かを感じて学んだのか、学んでないのかわからないけど、とてもいい映画でした♡

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