絶望の国の幸福な若者たち

どこか物足りなさを感じている若者が「不幸せ」ではない、今の生活に「幸せ」と答える人が多い。どういうことか。私は古市憲寿さんの「絶望の国の幸福な若者たち」を読みました。

若者は「外向き」に物事を考える?!
自分の身の回りの友達と遊びに行くことがあったら、自分の「衣・食・住」が少しリッチだったら、今の若者は、「幸せ」と答えるそうです。どういうことか。商品購入の推移から、昔からの変化がわかります。昔は、車を買うこと、家を買うこと、が経済を回し、社会を動かす。そして、そのお金の使い方が是とされてきました。しかし、今は、そんなに大きな買い物をするのではなくて、身の回りのものに気を使います。財布を高級ブランドにするだとか、コミュニケーションツールにお金をかける。
なるほど。消費傾向は「内向き」になっていることがわかります。
では、「外向き」とはどういうことか。
社会に目向けている、また、社会に貢献したいと思う若者は増えていても、行動に移す前に、身の回りの幸せを優先するのかもしれません。だから、消費傾向としては、「内向き」へと変わっていくのです。

「幸せ」の正体
 「将来に希望を見出せなくなった時、人の幸福度は上がる。」「人は今よりも幸せな未来を見出せなくなった時、幸せになる。」
という考え方や、
「幸せ」と答えるのには理由はいらないが、「幸せでない」と答えるのには理由がいる。そのため、若者たちは「とりあえず幸せと答えてしまう。」
小さな幸せに満足する傾向がある、若者ではこの考え方が当てはまるのかなあと感じます。しかし、「村々する若者」ととらえていくように、今の日常に満足せず、非日常を求める。だから、何か、きっかけがあると、変わったように社会に飛び出していく。

これからの若者
 今の身の回りの幸せに満足する人が多い中で、未来思考がない。
これを是ととらえるのか否ととらえるのかは人によるが、

私は、否。
今の社会変えたいもん。

私はあまり幸福度が高くないと考えているからであると思います。
ただ、若者が自分の可能性を信じることができるようなコミュニティーづくりをしていきたいです!

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