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ファイブ9(NASDAQ: FIVN)決算発表!売上高・EPS・ガイダンス全て○

ちさとです。米国株を中心に投資しています。Twitterは@chisato_investです。主に米国株の四半期決算のツイートをしています。

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ファイブ9(NASDAQ: FIVN)

ファイブ9は、コンタクトセンター向けのクラウドサービスを提供する米国企業です。

コンタクトセンターとは、電話だけでなく、Eメール、Web、ソーシャルメディアなどを利用し顧客対応を行うセンターです。

決算発表

22年2Qの決算が発表されました。

売上高は$189.4M、前年同期比+32%で、EPSは$0.32となっており、ともにコンセンサス予想を上回りました。

3QとFY22のガイダンスも発表されており、売上高・EPSともにコンセンサス予想を上回るガイダンスとなっています。

決算発表ウェブサイト

以下のウェブサイトから決算を確認することができます。

株価

上場来高値を21年夏に更新して以来、株価は200週移動平均線を下回っています。

ファイブ9(FIVN)週足チャート

CEOのコメント

多くの場合、決算発表(Earnings Release)にはCEOやCFOなどのコメントが掲載されています。

第2四半期の売上高は前年同期比32%増の1億8,940万ドルとなり、好調な業績を報告できることを嬉しく思いま す。この成長は、主にエンタープライズ事業の好調に牽引されたもので、LTMのサブスクリプション収入は前年同期比41%増となりました。当四半期の調整後 EBITDA 利益率は 17%で、プラットフォームの革新、市場の拡大、国際的な事業展開が引き続き進展し ました。マクロ環境の不確実性にもかかわらず、当社は引き続き力強い成長を遂げ、第2四半期には新規ロゴとインストールベースの両方において記録的な予約数を達成しました。コンタクトセンターはミッションクリティカルであり、膨大な数のTAMが存在するにもかかわらず、まだほとんど浸透していません。

22年2Q Earnings Releaseより翻訳引用

後述しますが、売上高も順調に伸ばしており、今期売上高が前年同期比+32%となっていることを強調しています。Enterprise Subscription(LTM)が+41%の増加となっていることからも、エンタープライズ事業が成長を牽引していることが分かります。

Enterprise Subscription

21年には+50%以上の成長が見られていました。今年に入り成長率は減速しているものの、今期は前年同期比+41%となっています。

売上高に対するEnterpriseの比率は85%(LTM)です。前年同期が60%であることを考えると、確かにEnterpriseの比率は高くなっています。

※LTM: last twelve monthsの略で、過去12カ月を意味します。

Q2 2022 Investor Presentationより引用

Dollar Based Retention Rate

Dollar Based Retention Rate(DBRR)とは、ある時点のすべての顧客を対象として、一定期間後にその顧客との取引がどれだけ残っているかを示す指標です。

一般的に、新規顧客の獲得よりも、既存顧客の売上を増やす方がコスト効率が良いとされます。そのためSaaS企業は、既存顧客ベースの売上を拡大する必要がありります。DBRRは、一定期間内に製品やサービスの利用状況をどのように変化させたかを評価するために利用されます。

DBNRRが100%以上の場合、既存顧客からの収益の増加が、撤退した顧客からの損失収益を補っていることになります。

詳しく知りたい方は、例えば以下のmotley fool(英語)のページなどが参考になります。

今期の年率DBRRは118%となっています。資料に掲載されている20年1Q以降、全ての決算期において、110%を上回っています。

ただし、僅かにではありますが、21年3Qをピークに下がっているようにも見えます。

Q2 2022 Investor Presentationより引用

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