【データから読む米国株投資】決算まとめ 6/6~6/10
ちさとです。米国株を中心に投資しています。Twitterは@chisato_investです。主に米国株の四半期決算のツイートをしています。
「データから読む米国株投資」では、一週間に発表された決算のまとめや決算とチャートからスクリーニングした銘柄一覧を公開しています。
一週間の騰落率の確認
一週間の騰落率を確認します。
まず、全米株式や恐怖指数等を確認します。
全米株式(VTI)は5%以上の下落、恐怖指数(VIX)は12%近く上昇、債券も7%近く上昇しました。金(GLD)は約+1%と僅かに上昇しました。
次にセクター別の騰落率を確認します。
全てのセクターが下落した一週間でした。下落幅が小さいセクターは、これまで好調だったエネルギー・セクター、ディフェンシブ・セクターである公益事業、生活必需品、ヘルスケアの3セクターでした。一方で、金融、情報技術、一般消費財の3セクターは大きく下落しました。
最後に、大型株・小型株、グロース・バリュー株などの騰落率を確認します。
全て下落していますが、バリュー株よりもグロース株が下落していました。
チャートの確認
S&P500(VOO)、NASDAQ100(QQQ)、ダウ工業株30種平均(DIA)の年初来の日足チャートを確認します。
VOOをローソク、QQQとDIAをラインで書いています。
金曜日にはインフレ懸念からダウ平均株価が800ドルを超える大幅な下落となりました。他の指数も同様に下落しています。
再び下落に転じた一週間でしたが、再生可能エネルギー関連銘柄や中国EV銘柄などが上昇する展開が見られた日も見られました。
決算振り返り
一週間の決算速報ツイートを振り返ります。今週は26銘柄の決算速報をツイートしました。決算閑散期のため20数銘柄のみの決算速報ツイートとなりました。
決算速報ツイートした銘柄について、売上高とEPSの実績とサプライズを一覧にまとめました。
決算クリアの基準は、売上高とEPSがともにコンセンサス予想を上回っていることとしています。売上高・EPSの発表がなかった銘柄については、どちらか一方がクリアしている場合でも、「ダッシュ(-)」の記号としています。またコンセンサス予想の参照元により決算クリア・ミス判断が変わってくるものがあることをお含みおき下さい。
決算は売上高とEPSだけではないので、興味のある銘柄については四半期決算のプレスリリース等を読まれることをお勧め致します。Google検索からでも良いですし、私が決算ツイートした銘柄についてはスレッドに決算プレスリリース等へのリンクを載せています。
決算繁忙期は、どうしても大型株・有名銘柄が中心にはなってしまいますが、小型株を始めとしたマイナー銘柄など、決算速報ツイートへの希望がありましたら教えていただければと思います。すべてをカバーすることはできませんが、できる限り広い銘柄をカバーできるように頑張っていきたいと思います。
本noteが何らかのお役に立てれば幸いです♪
以下の記事後半では、直近決算銘柄から選んだウォッチリストを公開しています。新規組入・除外銘柄を理由付きで公開しており、ウォッチリスト等金額ポートフォリオのパフォーマンスも公開しています。
ご興味のある方は読んでいただければ幸いです♪
決算銘柄のウォッチリスト
直近に決算があった銘柄のウォッチリストを公開しています。
決算を受けウォッチリストに追加します。ウォッチリストから除外するタイミングや理由は決算以外も含みます。本ウォッチリストの銘柄数上限は10銘柄です。管理不足によるパフォーマンス低下等を防ぐために設定しています。
別スクリーニングで得られた銘柄は含まれません(重複する場合はあります)。「免責事項」に記載していますが、個別銘柄への投資推奨(売買問わず)が目的ではありません。投資は自己責任でお願いします。
ウォッチリストの動向(パフォーマンス)
まず最初に、先週時点でウォッチリストに入っていた銘柄の騰落率を確認します。パフォーマンスはすべて、ウォッチリストに組入れた翌週の月曜日から金曜日までの終値ベースで計算しています。
6月6日〜6月10日のリターンはそれぞれ、
・ウォッチリスト銘柄等金額:-4.74%
・全米株式(VTI):-5.33%
となりました。
ウォッチリスト各銘柄の騰落率は以下のようになっていました。
ウォッチリストの等金額ポートフォリオは下落に終わりましたが、全米株式(VTI)と比較して下落幅を抑えることはできました。セルシウス・ホールディングス(CELH)やジム・インテグレーテッド・シッピング・サービシズ(ZIM)が大きく下落した一方で、エネルギー・セクターの銘柄が下落幅を抑えられたことが寄与しました。
追加・除外銘柄
今週はウォッチリストに4銘柄追加し、6銘柄を除外しました。
追加
ダイアモンドバック・エナジー(FANG)
ヘス(HES)
オアシス・ペトロリアム(OAS)
ピンドュオドュオ(PDD)
除外
オクシデンタル・ペトロリウム(OXY)
SMエナジー(SM)
デボン・エネルギー(DVN)
ハリバートン(HAL)
セルシウス・ホールディングス(CELH)
ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービシズ(ZIM)
ダイアモンドバック・エナジー(FANG)は、アメリカの独立系石油・天然ガス会社です。ヘス(HES)はアメリカの総合エネルギー会社です。オアシス・ペトロリアム(OAS)はアメリカの独立系の石油探鉱・生産持株会社です。全てのセクターが下落しましたが、エネルギー・セクターの下落幅は他のセクターと比較して抑えられていました。モメンタムや下落幅などから上記の3銘柄をウォッチリストに追加しました。
エネルギー・セクターから3銘柄をウォッチリストに追加した一方で、モメンタムや下落率などなどを考慮して次の4銘柄を除外しました。
オクシデンタル・ペトロリウム(OXY)は、ウォッチリストに追加した翌週月曜日(5/23)からの終値ベースでのリターンは約-2.19%でした。
デボン・エネルギー(DVN)は、ウォッチリストに追加した翌週月曜日(5/23)からの終値ベースでのリターンは約+5.95%でした。
SMエナジー(SM)は、ウォッチリストに追加した翌週月曜日(5/30)からの終値ベースでのリターンは約+4.74%でした。
ハリバートン(HAL)は、ウォッチリストに追加した翌週月曜日(6/6)からの終値ベースでのリターンは約-2.01%でした。
ピンドュオドュオ(PDD)は5月末にコンセンサス予想を上回る決算を出し、その後、株価は基本的に右肩上がりとなっています。過去、数週間のスパンでは中国ADR銘柄の株価の上昇が目立ったことから、今回はPDDをウォッチリストに組入れました。
セルシウス・ホールディングス(CELH)は決算後からのモメンタムの強さなどを考慮してウォッチリストに組入れていましたが、大きく下落したことから除外しました。ウォッチリストに追加した翌週月曜日(5/30)からの終値ベースでのリターンは約-8.32%でした。
ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービシズ(ZIM)は、前回時点でウォッチリストに復活した銘柄でした。モメンタム回復(の兆候)などを考慮して短期間でウォッチリストに復帰した銘柄でしたが、下落したことから再び除外しました。ウォッチリストに追加した翌週月曜日(6/6)からの終値ベースでのリターンは約-22.46%でした。特に1週間以上の時間スケールにおける投資において、同じ銘柄を短期間で売買するのは非効率だと思いますが、あくまでウォッチリストであることから、ウォッチリスト構成銘柄の回転率が高くなる点はお含みおきいただければと思います。
銘柄一覧
直近決算銘柄のウォッチリストは、以下の8銘柄です。
オアシス・ペトロリアム(OAS)
バレロ・エナジー(VLO)
マラソン・ペトロリアム(MPC)
ヘス(HES)
コノコフィリップス(COP)
ダイアモンドバック・エナジー(FANG)
DAQOニュー・エナジー(DQ)
ピンドュオドュオ(PDD)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
少しでもお役に立てれば嬉しいです♪
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