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ペイパル(NASDAQ: PYPL)決算発表!売上高・EPSは共に○、ガイダンスは×

ちさとです。米国株を中心に投資しています。Twitterは@chisato_investです。主に米国株の四半期決算のツイートをしています。

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ペイパル(NASDAQ: PYPL)

ペイパルは、決済サービスを提供するアメリカの企業です。

決算発表

22年2Qの決算が発表されました。

売上高は$6.8B、前年同期比+9%、EPSは$0.93、前年同期比-19%でした。売上高とEPSはともにコンセンサス予想を上回っていました。

3QとFY22のガイダンスも発表されました。通期EPS以外はすべてコンセンサス予想を下回るガイダンスとなっています。

決算発表ウェブサイト

以下のウェブサイトから決算を確認することができます。

株価

2021年夏に上場来高値をつけた後に、50週、及び200週移動平均線を下回り、大きく下落しています。直近では、2022年7月頃から上昇へと転じています。

ペイパル(PYPL)週足チャート

エリオット・インベストメント・マネジメント

アクティビスト(物言う投資家)のエリオット・インベストメント・マネジメントが大株主となりました。

情報共有契約を締結し、さまざまな価値創造の機会において協力を継続するようです。

決算プレスリリースにエリオットのマネージング・パートナーのJesse Cohnがコメントを載せていたので、翻訳引用します。

エリオットは、ペイパルの最大投資家の一人として、約20億ドルを投資し、ペイパルの価値提案を強く信じています。ペイパルは、決済事業において他に類を見ない業界トップの実績を持ち、短期的にも長期的にも勝算があると判断しています。本日の発表は、ペイパルが持つ大きな価値機会を実現するために、これまで進めてきた、そしてこれから始めようとしている多くのステップに焦点を当てたものです。私たちは、この機会を実現するために、ダンや取締役会、その他のチームと協力し、サポートしていきたいと考えています。

決算プレスリリースより翻訳引用

なお、ダン(・シュルマン)は、ペイパルの最高経営責任者CEOです。

Total Payment Volume(TPV)

TPVとは、プラットフォームにおける決済処理で消費者が支払った金額の合計額(決済総額)を意味します。

ECプラットフォームや決済処理プラットフォームを提供するビジネスなどで用いられる指標のひとつです。

ペイパルTPVの3年CAGR(年平均成長率)は、25%となっています。今期のTPVは$340Bとなっており、これは前年同期比では9%の増加です。eBayを除くと、前年同期比は+11%となっています。

Q2 2022 Investor Updateより引用

Customer Engagement

アクティブ・アカウントあたりのトランザクション(TPA)は48.7となっており、前年同期比で12%の増加です。

アクティブ・アカウントは、前年同期比で6%の増加となっています。22年1Qからは増加が見られませんが、21年1Qから見ると、アクティブ・アカウント数は右肩上がりに見えます。

トランザクションは前年同期比で16%の増加となっています。

Q2 2022 Investor Updateより引用

株主還元

株主還元として、以下のように自社株買いプログラムが新たに設定されました。

  • 150億ドルの自社株買い枠を新たに設定

  • 22年度の自己株式取得額は約40億ドルの見込み

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