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フリーランス主婦に向いている人は、自分を1番大切にできる人。

昨夜深夜2時くらい。わたしが口を開けてガーガー寝ている時、事件が起きていた。わたしが契約させてもらっている企業のリモートチームが、こんな夜更けに稼働かよ!?状態だった。

このリモートチームは、フリーランスとしてプロジェクトに参加する子育て真っ只中世代のママを中心としたチーム。全国どころか、フィリピンからフランスまで、世界各国の日本人フリーランスママが家事と子育ての合間で、助け合いPCドライブでデータを共有しながら、チャットで会議をしたりしながら、プロジェクトを遂行している。

先日、メンバーの子供が大怪我したらしく学校から緊急の呼び出しがあった時も、彼女の仕事を途中引き継いだりしながら、子供の無事を祈った。幸い大事ではなかったようで、チャット上で、一気に気が抜けたw

そんな働きながら、しかもチャットで、ほんのり井戸端会議感を醸し出しながらチームに所属しているわたしは古株で。。子供の行事を優先にスケジュールを組みつつ、しかも午前中しか作業しないというわがままっぷりだが、重宝していただき、自由気ままに仕事させてもらっている。

これぞフリーランスの醍醐味!わはは。と思いながら、今朝もリモートチームの蓋を開けたら、なんか炎上していたw

◾️原因はどうやら、自分のスキルを見誤ったらしい

あるメンバーが請け負っていた業務の締め切りが、本日17時(日本時間)だったらしく、本日未明、こりゃ朝になっても半分も終わらない、どうしよう。という半泣きのチャットから、始まっていた。

世界各国に点在しているので、日本で深夜でも、反対半球にいるメンバーは昼な訳で、それを見たメンバーが「えぇ?!」みたいな感じで仰天していた。こっちの半球にいるメンバーはもちろん、口開けて寝てるので知る由もなし。数人しかいないフランス組などが、慌てて分業するという惨事になっていた。この業務のディレクターも多分寝ていたから、相談もできず。メンバーだけでなんとかすることになったようだ。

結果、日本が白々と夜が明けて、日本メンバーが「大丈夫!?」ってなった時に大きく炎上したが、わたしは子供の弁当を作っていて見ていなかった(使えねー)

ようやく蓋を開けた時には、事態は収束。半泣きのメンバーは、この後子供を学校に送り出して寝たらしい。お疲れさんでした。

なんでこんなことに?となっていたが、最初にオファーされた業務を甘く考えていて、実際作業して見たらしんどくて死にそうになったらしい。メンバー内で、そこ関連の業務が得意な人がフォローして、あっという間に終わったからよかった。が、彼女は「自分のスキルを見誤って申し訳ない」と謝罪していた。。

ディレクターは「背負わせてごめん。もし途中でしんどくなりそうだったら、すぐにこれからはいってほしい」という。まぁ、確かに。ごもっとも。

◾️フリーランスに勤務時間がない。だから24時間戦っちゃう。

会社なら「24時間戦える?」って上司が言ったら「やります!」って言うしかないか、できねーって逆らうか。なんだけどね。逆らっても、他に生贄になってくれる人もたくさんいるから、会社としてそのプロジェクトを落とすってことはない。でもフリーランスは、自分の責任だけで戦うから、自分の脳内で「これ24時間戦うやつだ…」って諦めたら、もうそれは戦うしかないんだよね。

そう「できるまでやる」。どこぞの悪魔的な受験塾みたいな感じだけど、あれに近い。「できない」が存在しない。だったらできるまでやるしかねー。できないってことを考えたことがない。線引きができない働き方なんだ。

できねーなら、最初からやるな。ってこと。そしてその「わたしにゃできねー」って判断できる、決断力と勇気が必要になる。

「できると言ったらそこで試合開始だよ」的な。

◾️決断力と勇気は、いかに自分を大事にしているかで決まる

フリーランスは時々、確認作業したくなる。「わたしは本当に役に立っているでしょうか?」と。そんなあまっちょろく言ったところで、「すごい役に立ってます!」って言ってくれるクライアントなら、それは相当な優良クライアントよ。大体は「いるか、いらないか」って考える前に「やれっ!」だからね。

だから、フリーが24時間戦おうが、止めようが、関係ない。やめれば信頼を失うし、戦いきれば、おそらくそこそこの評価を得て、新たな仕事にありつけるだろうよ。そして、新たな仕事を獲得し続けるには、やはり「NO」が言えなくなってくるんよね。

これはできないかもしれない。。そう感じた仕事でも、やればまた仕事くれるかも…とか。もう、もはやそれはDV夫じゃねーか?「あの人がわたしを必要としてくれるなら、我慢してやらなきゃ…」ってやつだよ。でもそういう夫は、結局外に女を作っているっていうシナリオなんだ。ないがしろにされていることにも気付かず、自己犠牲だけで、自分の立ち位置を決める「依存系フリーランス」ができてしまう。

自分の時間、自分の体調、家族の時間、家事、育児…フリーランス主婦に大切なことは山ほどある。仕事以上に大切なことの方が、多くないか?その時間を潰してまでフリーランスでいたって、今度は自分が潰れるだけなんだ。だったら、自分にはできないと感じる正直な気持ちと、断る決断。そして勇気。が何よりも大事だろう。

◾️100%のパフォーマンスを断続的に見せていれば、仕事は無くならない

今回、リモートチームで炎上していた彼女は、とても仕事ができる人だ。しかし、みんなが困っているときに、真っ先に手を挙げている人でもある。よって責任感もすごくある人だ。みんなが甘えて重圧にさせていたのかもしれないし、無理をして彼女が稼働してくれていたのかもしれない。どのみち彼女の「決断」を奪っていたのはチームの責任でもあると思った。

スキルを見誤ったというのも本当だろう。でもそれを断ることをしなかった。今回の仕事を早めに「無理かもー」と一言伝えてくれれば、こんな夜更けに炎上はなかったし、もっといい方法もあったはず。

彼女がいつも完璧なパフォーマンスを見せてくれているのはみんな知っているのだから、仕事が干されることはないよ。大丈夫。

わたしはこのリモートチームの古株ではあるが、稼働時間は他のメンバーより極めて少ない。その代わり、できる作業は120%で迎え撃つし、ちょいちょい休むけど、休暇が終わって、チームチャットの蓋をあけたときの「待ってましたー!」感はありがたすぎる。そしてできないときは、初っ端からできないっていう。

わたしは、他にも仕事を持っているし。最近では、noteを書く時間も楽しくて、削りたくはないんだ。週に1度は、友達と昼からワインを飲みに行くし。やりたいことは全部やる。やりたくないことはどんどん削る。

自分を犠牲にしない働き方が、フリーランスという定義。自分で自分を1番に大切にしている人だけが、最適と言える働き方ですぞ。



自分の頭の中を紙に書き出す整理習慣が「自分の幸せ」を引き出す手法の1つとして広めたいです。わたしがそれで幸せになったので、メソッドを作りたいと計画中です。