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ほんとうに苦しいこと。

(第十七回。)

性暴力被害にあって、あなたが今いちばん苦しんでいること、悩んでいることはなんでしょうか?
PTSDにより様々な二次障害が出てくることは、今までに書いてきました。でもそういうことよりももっと切実なことはないでしょうか?
私にはあります(ありました?)。
それは、好きな人と一次的な接触ができなくなること。
もっと噛み砕いて言うならば、好きな人とセックスするのがつらくなってしまうということです。
心当たりは、ありませんか?

心当たりがあるならば、このブログとメールマガジンと、私の体験は、きっとお役に立ちます。
セックスをするのがつらくなる原因は、大きく分けてふたつあると思います。
・性暴力を受けた時の嫌な記憶がフラッシュバックしてくるのがつらいから。
・自分の身体が汚く感じられて、そのことを直視するのがつらいから。
いかがでしょうか。
当たらずとも遠からず、というところはあるのではないでしょうか。

これは、治すには時間がかかります。
他人の(できることならパートナーの)助けも必要です。
あなたが思っているよりもずっと、つらい道のりになるかもしれません。
それでもそこを通らないと回復がないとすれば、通るしかないのです。
私も、もしかしたらその点に関しては道半ばかもしれません。
それでも、方向は合っていると思って治療をしています。

正直、書くのは苦しいのですが、
少しずつでも書いて、あなたに伝えていければいいと思います。
でも今日は、ここで終わります。
大切なことほど、ゆっくり伝えた方がいい気がするのです。
あるいは間違っているかもしれませんが。

じゃあ、また明日。



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