水原千里

東京都のはじっこで生まれ育ちました。生物学上は男性。中学2年生の時、大学生の塾講師(男…

水原千里

東京都のはじっこで生まれ育ちました。生物学上は男性。中学2年生の時、大学生の塾講師(男性)から一定期間性被害を受け続け、自分のアイデンティティがぐちゃぐちゃになりました。このことに関したブログを2020年7月に始めました。棲み分けをするためにnoteにアカウントを開設。書きます。

最近の記事

このブログに思うこと。

(消す予定の僕のブログ、最後の記事です。 少し本質と関わらないところは抜かしましたが、ほぼ移し終えました。) こんにちは、水原です。 今日はですね、果たしてこのブログの行く末をどうしようかと思って、久しぶりに記事を読み返してみようと思ったんです。が、最後まで読めませんでした…。 これは…、重いわ…。とても。 性被害の当事者にとってはもちろんのこと、当事者のご家族様やパートナー様にとっても、ここの記事を最初から最後まで(短いとは言え)読み通すことは、もはや苦行ではないかと、思

    • この痛み。

      今日も本2冊注文しました!、まあ実用書なんですが。小説も読みたいです~。 そして2週間ぶりに整体に行ってきました!、気持ちよかったです~。 この気持ち良さの100分の1でも、あなたにこのブログとメルマガを通してあげられたらいいなあ、と思いました。 あなたの苦しみと私の苦しみが全く同じということはないにしろ、近ければ近いほど、もしかしたら実際に話をするのはつらくなるかもしれません。なので、このブログという形態に感謝せずにはいられないのです。 苦しみが同じより、喜びが同じ方が一

      • 希望のブログ。

        昨日の夜、「性犯罪被害にあうということ」予告通り読み終わりました。ためになったし身につまされたし、字が大きいのもよかったです。 簡単にアウトプット3つ。 ・解らなくていいから、分かろうとしてほしかった。 ・被害者が求めている援助と、援助者がしようと思っている援助は、かなり違う。 ・被害者面をしていた自分を客観的に見られる時が、いつか必ず来る。 共感したところ3つになっちゃったけど、まあいいですよね。 他にも共感するところはいっぱいあったけど、より一般的なもの3つでもあります。

        • 今日、読むか。

          「性犯罪被害にあうということ」まだまえがきと最初の方しか読んでいませんが、あえての感想を書きます。 著者の小林美佳さんはまえがきに、 『「理解」が私が願うたったひとつの、とても強力な被害者への支援である』と書かれています。そうですね、ここを読んだだけでも、著者の考え方の一端や性格、この本を書く動機などに思いをめぐらすことができるような気がします。 今、引用した部分の前には 「もしも近くにいる大切な人が犯罪に巻き込まれたとき……」とあります。 そう、自分に当てはめてみても、かわ

        このブログに思うこと。

          仕事の喜び。

          こんにちは。 今日はいい仕事ができた~。 先方さんにも喜んでもらえてよかった~。 あなたにもこんな風に喜んで欲しくて、このブログを書いています。 職種も喜んでもらう内容も違うけど、 方向はそんな方向です。 でも、仕事してると本読む時間削られちゃうんですよね…。それが結構つらい。 だから、今はがんばるけれど、絶対時間に縛られない生活を実現したい~。 朝から晩まで音楽作って、本読みながら過ごしたい~。 まあ、それはあなたとはそんなに関係ないことでした。 心配なのは、ここを読ん

          仕事の喜び。

          ホントは速く読みたい。

          こんにちは、水原です。 今日は、先日注文した「性犯罪被害にあうということ」という本が届きました。私は、特に読むのが速い方ではないので読むこと自体は大変です。しかし精読というか、大事なところは繰り返し繰り返し覚えるまで読むし、そうでないところも、一回気持ちを込めて読めば、興味のある本なら大体のところはアタマに残ります。 だから、そうやって気持ちを込めて読んだ本は愛着があるので捨てられないし、私の部屋は、本と楽器で埋まっています。愛着というのはきっと、執着と言い換えてもよくて。だ

          ホントは速く読みたい。

          雲の上の事情。

          こんにちは、水原です。 今日も、昨日書いたことを踏まえて、Yahoo知恵袋で悩み検索をしていたんです。 検索キーワードは「セックスしたくない レイプ」です。 …読み通せないくらい、つらかったです。ちょっとフラッシュバック来ました。 いろんな悩みがあるなあ、三者三様だなあ、というのが実感です。 あなたが悩んでいることをピンポイントで解決する手助けができなくては、このブログの存在意味がなくなるので、相当がんばって読んだのですが、…まだまだ残っています。流し読みではなく、ガッツリ読

          雲の上の事情。

          優しくすれば、嬉しくなります。

          (第十八回。) こんにちは。 昨日書いたことを踏まえて、私、めっちゃ自分を直視しなおしてみたんですが、もうね、ちょう調子悪くなりました。 久しぶりに思い出した嫌な感触、ありますね。 大変ですよね、性暴力のPTSD抱えて生きる私たちって…。 そんな風に、ノーマルの状態がすでに大変なわけですから、いろんな人にいっぱい優しくしてもらわなくちゃならないと思います。 誤解しないでくださいね、優しくされて当然だと言っているわけじゃないんです。優しくしてもらえるように、こっちから人に優し

          優しくすれば、嬉しくなります。

          ほんとうに苦しいこと。

          (第十七回。) 性暴力被害にあって、あなたが今いちばん苦しんでいること、悩んでいることはなんでしょうか? PTSDにより様々な二次障害が出てくることは、今までに書いてきました。でもそういうことよりももっと切実なことはないでしょうか? 私にはあります(ありました?)。 それは、好きな人と一次的な接触ができなくなること。 もっと噛み砕いて言うならば、好きな人とセックスするのがつらくなってしまうということです。 心当たりは、ありませんか? 心当たりがあるならば、このブログとメー

          ほんとうに苦しいこと。

          うつ病について。

          (第十六回。) 今日は、うつ病の話をしようと思います。 今、うつ病と言うと、原因も症状もすごく広範囲にわたる病気ではありますが、性被害にあった人が、併発しやすい病気でもあります。と言いますか、ならない方がおかしい病気だと私は思っています。 今は心療内科に行って「最近やる気が起きないんです」と言えば、かなり簡単に抗うつ剤を処方してもらえるでしょう。症状の軽い人なら、診察と投薬(と、睡眠・運動・朝散歩)でうつ病はかなりの割合で良くなると言われます。 しかし、性被害のフラッシュバ

          うつ病について。

          PTSDについて(その4)。

          (第十五回。) はい、今日もまたPTSDについてです。 PTSDの原因になるのは性被害だけではない、ということで、全てのPTSDに広範に効くかどうかは別にして、勉強したくなったので名著と言われるこの本を私は買いました。「心的外傷と回復」(ジュディス-L-ハーマン)。いっぱい勉強していい記事書きたいです。 だけど、同じ出来事に複数の人が遭遇しても、違う症状を発症することもありますし、違う出来事に遭遇した別々の人が、似た症状を発症することもあります。もちろん、人によっては発症し

          PTSDについて(その4)。

          PTSDについて(その3)。

          (第十四回。) (昨日の続きです。) 2点め。 ・夢は、次の夢をみれば大抵上書きされて忘れてしまうことが多い。 について。 言葉通りの意味ですが、ふたつ捕捉しておきます。 1.次の夢がいい夢とは限らない。 2.とはゆえ、半年前の夢を果たして正確に覚えているだろうか? 1.について。 これは、しょうがないです。しかし次の夢も悪い夢だとしても、悪いほど上書きの度合いも高いです。 2.半年前の悪夢を時系列に沿って正確に覚えている人は、よほど正確に夢日記をつけてでもいない限りいな

          PTSDについて(その3)。

          PTSDについて(その2)。

          (第十三回。) PTSDについては以前にも書きましたが、もう少し書き足したく思い、こういうタイトルの記事にしました。 PTSD、つらいですよね。特に夢でみる症状、夢に出てくる症状が、私は今はすごくつらく感じます。あなたもきっと、そうなのではないかと思います。 実際に性暴力の場面がダイレクトに夢に出てくることもあれば(実は頻度としてはそれほど多くはないのですが)、私に暴力を振るってきた奴ら、私が負い目を持っている人たち(具体的に言っちゃいますと、大学にいた頃の指導教授や、高校

          PTSDについて(その2)。

          友達のこと。

          (第十二回。) さて、最初に用意していたテーマのはしりシリーズ、最後は友人関係についてです。 私の場合、心の調子がすごく悪かった頃に付き合いのあった人間関係、友人関係で、今も続いているのはほんのわずかです。 私も私なりに調子が良くなってきて、だんだん調子の悪いままの人と付き合うのが苦痛になってきたというのはあります。ネガティヴなことばっかり言っていたら、本当にネガティヴなことを引き寄せてしまうような気はしているのです。だから、そんな風に当時の、言ってみればベタベタした友人関

          友達のこと。

          入院生活について。

          (第十一回。) さあ、毎日毎日、個人的に性被害に関連するテーマを決めて記事を書いてきましたが、それぞれほんのはしりのところです。でもそれももうすぐひととおり終わります。あと残っているテーマは、入院生活、と、友人関係、です。 今日は、入院生活からいきます。 精神科病棟というと、あなたはどんな場所をイメージするでしょうか。 私はこれまで、精神科病棟への入院期間が全部合わせると2年弱くらいあります。その中で、いちばん最後に入院した病棟のことを書きます(最初の頃ほど調子が悪かった

          入院生活について。

          回復すること。

          (第十回。) 解離(かいり)について。少し書きます。 私にはたまに、眠っていて、あるいは単に横になっていて、 その横になっている自分を、少し高いところから見下ろしてる感じがする時があります。 心が身体を離れてる感じ。 それを私は解離だと思ってるんですが、人によっては少しは違うかもしれませんね。 どうしてそんなことが起こるかというと、 性暴力を受けている時、あるいは受けた後にその事実を思い出してる時、 アタマから離れない時、心から消せない時、 こんな風に苦しんでいる自分は本

          回復すること。