見出し画像

最寄駅から徒歩15分はだいたい嘘

徒歩15分で着いたためしがない。見栄っ張りなんだから。

なんでもっと余裕もってやらないのか、私。なんでもギリギリ。起きるのも家出るのも締め切りも。だめなとこ。直したい。確定申告が無事終わり、台本の書き直しが無事終わり、外部に提出する色々が終わり、佐吉祭に集中する日々がはじまりました。台詞を入れる。創作する。がんばる。

春はメンヘラ。ホットコーヒーからアイスコーヒーになる季節。ヒートテックのやめ時かやめ時でないかの季節。日により裏切りの冬アゲインでホットコーヒーだったりする季節。でございますね。春の嵐も室内からなら見てられる。春はすきです。春生まれなので。

佐吉祭「見本市」参加作、エレファンドッグシンドロームの稽古がはじまりまして。本日も元気に(腹痛に耐えながら)稽古してきました。

稽古初日はいい天気だったので、稽古場へ向かう道を散歩してましたらば、すてきな喫茶店略してすて喫茶をよおさん見かけまして。寄りたい気持ちを我慢して稽古場へ向かいました。
中でも「猫がいます」と出てた喫茶店が気になっております。猫がいます、とわざわざ書くとゆうことは、猫嫌いの客避けか、見せびらかしたいほどかわいい猫がおるか、またはその両方でしょう。どこかの稽古前に行こうと思ってる。

稽古場に通う生活がかなりすきです。ていうか稽古場がすきです。昔、誰か忘れたけど稽古場がすきな役者なんかろくな奴じゃないと言ってきた人がいたな。あの人はなんであんなこと言ったんだろ。分かり合えないなら、分かり合わなくていいさ。

自分の稽古場。自分の作品。自分の劇団。自分のメンバー。全てがとんでもなく愛おしくて、毎日どうしようって思ってる。めんどくさいこともしんどいことも全然苦じゃない。めんどくさいことやしんどいことを誰よりもやるための代表者です。それだけです。すごくもなんともないんだから、私のゆうことを全部素直に聞かんだっていいんだよと言うのに、ぶんちゃんはゆうことを聞かない。あれ。

せっせとこしらえてる。今回のエレファンドッグは全部手作り。ぶんちゃんも衣装縫ってくれたりで助かってる。できないことはお願いするけど、自分でできそうなことは自分でやりたい。

昨日は家にこもり一日中ピアノに向かっていました。劇中で使う曲を作りました。曲ができたので、あとは弾いて録って編集するだけ。
山積みの課題を一個ずつ片付けてる。遠目で見ると大きな山だったけど、近くで見れば砂山ではなくブロックの集まり。一個一個片付けていけば崩せる。ちょっとだけ向こう側が見えてきました。なんとかなるもんだね。

自分が今までやってきたことが役に立ったこと、ほんとうになくて、「いつ使うんだろう」とずっと思ってた。なんならちょっと後悔しかけてた。でもなんだかんだでできてますね人生は。
音楽がすきだったおかげで、音楽ばっかりあほみたいにやってたおかげで、音楽に関してはちょっとだけいろいろとできる。泣かないで過去の自分。無駄じゃなかったよ。うれしいよ。

過去に戻れないのにはきっと理由がある。過去は優しいのに、「もう一回」と同じことをしてみても「もう一回」は叶わない。どうしてさ。いいじゃない、ちょっとくらい。じいちゃんに会わせてくれたって。あの日に戻らせてくれたって。でもできない。きっと理由がある。だいじなことなんだたぶん。

先日、「見本市」にむけた寄稿文を書かせていただいて、その中で何気なく「今と未来を愛しています」と書いた。その時ほんとにそうゆう気持ちだったから書いたのだけど、深く考えずに出てきたにしては、すきな一文だなと思った。今のことしかわからなくて、未来のことしか愛せないのね。でも今にも未来にも、過去はちゃんとおるよ。それで充分。ありがとう、もう行くね。

悔しいとか不安とかで夜中に目が覚めることがある。よく似てるから勘違いしそうになるけど、全くもってこれっぽっちも死にたくない。ほんとにほんとに。死にたいんじゃなくて、すごく生きたい。すごくすごく生きたいんだなと思った。そうしよう。死ぬまで生きてやろう。最期の瞬間、今までのこと全部抱きしめて死のう。

SHIMAISHIBAI応援団のみなさんからむちゃくちゃに力をもらう毎日です。まだ芝居やってないよ。全国各地から、観に来てくれる人たち。観に行けないけど、応援してくれる人たち。こっちのセリフなのに「ありがとう」って言われるの、なんでだろう。やりたくて勝手にはじめたのに「これを楽しみに生きてます」って言われるの、なんでなの。旗揚げからこんな気持ちになると思ってなかった。ちょっと、ほんとうに、泣きそうになるのでやめてほしい。うそ、やめないで。

ほんとうに、ありがとう。ありがとうで胸がいっぱいです。瞬間風速世界最高の30分にします。絶対に妥協しない、嘘やごまかしや意地悪一切なしの、今できる「すき」と「かっこいい」を詰め込みます。そこまでやってはじめて、終わってからありがとう言っていい気がする。

力かしてください。誰よりもがんばると誓う。もう自分のためだけじゃない。もう淋しくない。ありがとう。がんばるよ。


SHIMAISHIBAI Vol.1
「エレファンドッグシンドローム」

佐藤佐吉演劇祭2022 関連企画
ショーケース公演『見本市』
プロデュース:佐藤佐吉演劇祭実行委員会

場所:2022年4月7日(木)~10日(日)
北とぴあ カナリアホール

【SHIMAISHIBAI 出演回】Bブロック
7日(木) 19時
8日(金) 15時
 9日(土) 15時☆

受付:開演30分前 / 開場:開演20分前
☆:各団体の主宰との20分程度のアフタートーク

【チケット】
SHIMAISHIBAI窓口
https://t.co/cyCJQ6WFHV

▼料金 ※全席自由
一般前売:2,500円
25歳以下(要証明):2,000円
18歳以下(要証明):500円
北区民割引:2,000円

▼3チームセット券
一般前売:5,500円
25歳以下(要証明):4,500円
  18歳以下(要証明):1,000円

▼ギフトチケット:2,500円
https://t.co/UMeLGXbLd2

いつも読んでくださりありがとうございます。 サポートしていただけたらとってもとってもうれしいです。 個別でお礼のご連絡をさせていただきます。 このnoteは、覗いて見ていいスカートの中です。