藤田千彩

アートライター。雑誌やwebで展覧会やアーティストのインタビューを20年以上書いてます。

藤田千彩

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最近の記事

(2024年1月版)アートから考える、台湾と日本と

台湾の総統選挙が終わりました。これからの4年間も、民進党が台湾をけん引することになりました。 国のトップである「総理大臣」を直接選ぶことができない日本人と違って、台湾の人たちは台湾のトップである「總統」を直接選びます。その總統の思想や政策によって、台湾のアートの未来も変わってしまう。だから、台湾のアーティストやアート関係者は、政治をとても気にします。 実は日本も、政権をにぎる党やトップが変わると、アートに関する政策も変わります。例えば2008年の大阪府では、選挙で府知事が変

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    • YouTube20本+αで振り返る2023年世界のアート

      こんにちは!アートライターの藤田千彩です。「実際の美術館に来て、実際の展覧会を体感してください」な日本の美術館“だけ”を追っているとピンと来ない話ですが、世界中の美術館は既に、展覧会や美術館活動を、YouTube等の動画SNSで活用しまくっています。 今日は、コロナが終わったとはいえ、円安の影響もあって国外脱出もままならない日本の中で、ウズウズしてるあなたと私に、家の中で2023年の世界のアートを振り返りましょう!YouTube等20本+αを見ながら、ね!

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      • 2000年以降の日本美術史を書く(1)

        アジアの現代美術を研究している藤田千彩は、近年、隣近所の国や地域で、自分たちの2000年以降について書いた美術史の本が出版されていることに気付きました。ところが藤田がベースとしている日本には、2000年以降の日本美術史の本はありません。「それなら私が書くわ」と、実際の作品を見ながら、あるいは当時の資料を探りながら、あるいは2005年~2014年に藤田が主宰していた「PEELER」を読み返しながら、2000年以降の日本美術史を書いていきます(詳細はこちらも参考ください)。 今回

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        • 中国のアートマネジメント_2023年 (3)

          こんにちは、アートライターの藤田千彩です。私はこの10年間、日本よりもアジアの現代美術を見て回っています。そこで出会った人たちに、コロナ禍が一段落したとされる2023年、さまざまな角度で、アートに関するインタビューをし、このnote上に、日本語で書き連ねていきます。 前回 (1) および (2) に引き続き、中国でアートマガジン「芸管界(Arts Management View)」を運営する覃剣倫(タン・ケンリン)さんに、中国のアートマネジメントの背景についてお話を伺いました

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        (2024年1月版)アートから考える、台湾と日本と

          中国のアートマネジメント_2023年 (2)

          こんにちは、アートライターの藤田千彩です。私はこの10年間、日本よりもアジアの現代美術を見て回っています。そこで出会った人たちに、コロナ禍が一段落したとされる2023年、さまざまな角度で、アートに関するインタビューをし、このnote上に、日本語で書き連ねていきます。 前回 (1) に引き続き、中国でアートマガジン「芸管界(Arts Management View)」を運営する覃剣倫(タン・ケンリン)さんに、中国のアートマネジメントの背景についてお話を伺いました。 (ここから

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          中国のアートマネジメント_2023年 (2)

          中国のアートマネジメント_2023年 (1)

          こんにちは、アートライターの藤田千彩です。 私はこの10年間、日本よりもアジアの現代美術を見て回っています。そこで出会った人たちに、コロナ禍が一段落したとされる2023年、さまざまな角度で、アートに関するインタビューをし、このnote上に、日本語で書き連ねていきます。 今回は中国のアートマネジメントについてです。中国でアートマガジン「芸管界(Arts Management View)」を運営する覃剣倫(タン・ケンリン)さんにお話を伺いました。 (ここから先は有料部分です)

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