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クラリネットを組み立てる。

初めてクラリネットを手にした方だけでなく、慣れてきた学生さんにもたまに気になる楽器の組み立て方。メモとして書き残します。

クラリネットはケースに一本そのまま入っているのではないため、吹く前に組み立てが必要ですが、その際に注意すべき点はどこにあるのでしょうか?

組み立てる前に、コルクグリスを付けます。
私はトロンバのグリスを使っています。

1.ベル+下管

私の場合ですが、下から接続していきます。
下管はキィがあるので、トーンホールに指を置くようにし、力を加えてしまうことによりキィを曲げてしまうのを防ぎます。

細かいことですが、ロゴは正面を向いている方が好きです。

2.下管+上管

下管と上管の接続は特に注意してもらうように伝えています。


下は下管とベルの接続部を持つ。できれば、いや、この時は下管のキィには触れないで持っていただいた方がいいです。



そして上管はトーンホールに指を置くのは同じですが、中指でキィを押しながら下管と接続すること!


なぜかというと、下のキィを押さえるとココが上がります。

そのまま上管を接続してしまうと、接続時に接触する部分にあるクッションが削れてしまう恐れがあるのです。
なので、下管はキィを押さえず上管はキィを押さえ(上げ)ながら接続をしてあげると良いです!

あと、横から見て接続部がそろってるかも見ます。

3.上管+バレル

キィに注意しながら接続。細いので曲げてしまわないように。


ロゴは正面を向いていr...(2回目)


4.バレル+マウスピース

まっすぐにしましょうとは言いません。
人それぞれ噛み合わせが違うので、極端に曲がっていなければ良いです。

5.マウスピース+リガチャー+リード

もうすぐ完成です!
リガチャーは色々あるのでざっくりとした記載になりますが、つける場所が上すぎたり下すぎたりしていないかなど確認します。
(ヒモ、ぐるぐるなどは現在所有していないのでごめんなさい)

リードは「髪の毛一本分あけてつける」と言われることがありますが、私はこの位で落ち着きました。あとは吹奏感によっても微妙に変わるので参考に、です。


はい。完成しました!


文字にすると手順多いしなんか面倒だなって思われてしまったかもしれませんが、体で覚えていくので自然とできるようになります。
でも、なんとなくで覚えてしまうと楽器を傷めてしまうことにもなります。定期的なメンテナンスをリペアマンにお願いするのはもちろんですが、日頃から楽器を大切に扱って、長持ちするようにしていただけたらいいなと思います。

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