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Backlogは唯一感情に作用するタスク管理システム!?「つなぐ スター機能」

このnoteは、Backlog Advent Calendar 2024の12月9日の記事になります。

はじめに

こんにちわ!Backlogにお世話になること12年の ちさとです。

11月20日に行われました、JBUG横浜にて「社内連携はこれで!つながるBacklog日報」というタイトルで、縦割りになりがちな組織の中でBacklogの日報によりプロジェクトとプロジェクト、人と人がつながっていったという事例をお話させていただきました。

その中で「Backlogは唯一感情に作用するタスク管理システム!?人と人をつなぐスター機能!」という表現をいたしました。


当日お話できなかったスター機能がどのような効果をもたらしていったのかをもう少しお話させていただければと。

JBUG横浜のおさらい

JBUG横浜に参加されていたかった方のために簡単におさらいを。

抱えていた課題「横断的な情報共有ができず非効率な開発現場」

私が務める会社は100人規模のシステム開発会社。お客様の様々なご要望にお応えするうちに業種もシステムの基盤となる技術も多種多様。各プロジェクトの情報はBacklogで管理され共有されていますが、横断的な情報共有ができておらず、プロジェクト内に情報が閉じてしまい非効率な現場が生まれていました。本来であれば会社標準を定めることで解決できるようなことも、日々の業務に追われてチーム間の連携が取れずなかなか改善活動ができない。こんな中で少しでも情報共有の場を・・・。と、すでに開発現場では浸透していたBacklogで日報を書きはじめました。

Backlog日報って?

このBacklog日報のスタートから今年の10月でちょうど10年。
やり方は非常にシンプルです。開発メンバー全員参加のワークスペースを用意し1月1人1課題。日々の報告、翌日の予定、その他コメントを課題のコメントに記載していく。たったそれだけのことなのですが、その効果、影響は大きく・・・。社内でのノウハウの共有はもちろん、チームが異なると話す機会もなかなかないメンバー同士に自然とつながりが生まれていき、このプロジェクトがあるのがあたりまえとなっています。

スター機能がBacklog日報にもたらした効果

このBacklog日報にスターがもたらした効果は絶大です。スターにより肯定的な感情を生み、行動の連鎖が起きていく土壌が育っていきました。

スター機能により行動に対する賞賛や励ましがメンバーから送られてきます。ワンクリックという手軽さで行えるため、送り手も気軽に反応することが可能です。そして一人一つではなく複数送ることが可能なため、スターに込められた思いの大きさを数で表現することも可能です。
中でも、コメントをハイライトしながらスターを押すことで「何に対する反応なのか?」を示すことが可能になっています。
簡単な操作で、送り手の思いを表現してくれるフィードバック機能はBacklogならではの機能です。

これにより受け手のモチベーションが上がり、新たな行動を促すきっかけになっていきました。当然日報自体の記載に関するモチベーションも上がっていき、アウトプットが加速していきます。そんな中、メンバーのアウトプットに共感するメンバーが集まり社内コミュニティやイベントが活性化していきました。

Backlog日報の質とスターの関係は比例関係にある!?

JBUG登壇にあたりあらためてBacklog日報の歴史を振り返りながら思いました。この日報プロジェクトはスター機能なくしてはここまでの効果は発揮せず、もしかしたら途中で立ち消えていたかもしれないと。

今はBacklog日報の効果がご説明できるようになりましたが、最初からうまくいっていたわけではありません。初期の日報は事務的で淡々としており、スターの数も少なかったです。当初はスターを押すことにためらいもあったのかもしれません。

これをチームのリーダやムードメーカーとなるメンバーが少しずつスターを利用し始めていくと、徐々にスターを送る人が増えていきます。
スターは次第にタスク以外のプライベートコメントや愚痴っぽいことにも送られるように。
受け手も含め日報をみているメンバーが「こういうことも書いていいんだ!」という肯定感が生まれ、日報の内容が充実していきます。先ほども記載しましたが、誰がどんなことにフィードバックをくれたのかが明確であり、それを受け手だけでなく参加者全員に公開されているからこそその効果は広まりやすく、スターの数に比例して日報に書かれるコメント量や質が上がっているのはあきらかでした。

やがてチームの垣根を超えてスターの送りあいが発生し、噂を聞きつけた別事業部の開発メンバーも合流し弊社開発メンバー全員が集うワークスペースとなり、Backlog日報は全員の貴重な情報源とコミュニケーションの場として機能しています。

スター機能がまさにプロジェクトとプロジェクト、人と人、行動から新たな行動へとついでくれたからこそこ、Backlog日報は10年も続くプロジェクトとなっていったと私は思っています。

スター機能の新たな活用法!?

私自身もこのBacklog日報にはかなり助けられました。課題・問題の元となるような情報はBacklog日報に上がってきますので、日々目を通しておけばあらかた察知することができたり、他の誰かがフォローしてくれていたり・・・。先手を打って火種に対処することもできれば、情報の発信や行動に対しての感謝も伝えやすかったです。

このような効果をもたらしたスターを分析していくと、もっと他の活用の仕方ができるのでは?と、仮説をたててみました。

ホットな情報の早期発見

スターを多く集めているコメント・人を抽出することで、今、社内で一番注目・関心を集めている「コト」を早期発見できるはず。

スタープレーヤー発掘

スターを多く押している人は、一番、周囲に目を向けている人のはずです。このBacklog日報のスタート時にもスターを使って盛り上げ役となったメンバーがいたからこそ。

これを、メンバーに話したところ、この分析に必要なデータを抽出できそうなツールを作ってあると!
今日はこのあとそのツールを見せて貰う予定です。うまく行けば BacklogWorld にて結果をご報告できるかもしまれません。

続きはBacklogWorldで!

実はこのスター機能、開発者だからこそ気がついた、ヌーラボ社の方々も知らない裏技があったりします。

そんな話を織り交ぜながら、

  • Backlog日報がもたらした効果事例

  • Backlog日報をインプットとしCacooを利用したチームビルディング事例

  • 新たなスター活用法の続報

といった内容をお話できればと。

今週土曜日 BacklogWorldで
16:45-17:15 Aホールにて「Backlog日報で広がる輪!つながるチーム、変わる職場」で お会いできれば嬉しいです。

12月の横浜はイルミネーションに彩られとても美しいシーズン。ぜひ、横浜も楽しんでくださいね!

大さん橋よりみなとみらいを


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