あいつなんか飲み干してやるわ
霧島、粟ぜんざいに憑りつかれる
京都の河原町にね、老舗の甘味屋さんがあるんですわ。
で、冬季限定のお善哉がございまして。
それが『粟ぜんざい』
栗と違うよ、アワです。
プチプチした粟に、こしあんがかかってるの。
これがね、頬ぺた落ちるぐらい美味しいの。
しかし、毎日、毎日、大阪から粟ぜんざいを頂くために、お京阪や阪急マルーンに乗るわけにはいきません。
霧島、ただでさえ低所得者なのに、粟ぜんざいで破産します。
そこで、富澤商店で『もちきび』を購入し、毎日せっせと炊いてます。
これまた、コクがあって美味しい。道産素材で体にもよろし。
1日茶碗3杯食べてます。
誰だ、今「霧島、鳥の餌、食ってる(笑)」言った奴。
霧島と鳥をいっしょにしたら、鳥に失礼でしょーが!
グラスの法則
数年前に女子大の先生がおっしゃってた小話。
「女性が恋人を嫌いになる心理は、まさに空のグラスに水が溜まるようなもの。ぽたり、ぽたりと落ちた水滴が、いつの間にか、もうこんなに溜まっている。
そして、それがあふれ出したとき、グラスは倒れ、彼女は別れを告げるのです」
なかなか興味深い考察で。(←なに、この上から目線。鳥の餌を食ってるくせに)
確かに、「女性の恋は上書き保存」と言いますが、そこまでいくと、もう相手のこと、同じ人間というか生物としてすら認識していないんですよね。
いわば、(わたしの)歴史が生んだ負の遺産。
霧島の中にも、心のグラスじゃないですが、バロメーターがあって。
(親友と家族は除く)一般的な人付き合いだと、つい減点法で見てしまう傾向は、ある。
逆に言えば、例え、レッドゾーンに入っても、メーターがゼロにならない限りは、まあまあ、愛想よく笑顔で接するから、相手から良いように誤解されてしまうんだろうな。
師弟対談
で、昨日、うちの爺様…もとい、師匠と某・喫茶店で、そういうことを話しまして。
師匠曰く「人間ってぇもんは、そのときの相手の印象と反応で生きてるもの。お前みたいに理路整然と物差しを使って測ったりなどはしない」と言われました。
そーいうものなのか。確かに人間ってカオスだな、とは思うけどさ。
私みたいな自閉症(その他、発達障害の皆様)は、よく「白黒思考」と言われますが、確かにグレーな判断は、脳の構造的に極めて困難。
私のスケール(バロメーター)も、そのグレーな判断を必要とする社会に適応するために、きっと生まれたものなんだな。
あと、前回、書きましたけど、もともと論理的かつ合理的なものを求める志向と相性が良いんでしょう。
一昔前に「アスペルガーは究極の男脳」節がありましたが、一理はあるね。
ちなみに「ケーキの切れない少年たち」の話題になり、試しに「師匠だったらどう3等分するの」と聞いたら、「横にスライスする」と答えてました。
いや、間違いじゃないけどよ。
お会計の際に「お前、俺のケーキ半分食ったんだから、俺がケーキ代、払う必要は無いだろ。師匠をいたわる気持ちは無いのか」と、ぶーぶー文句を言っていましたが、
きっちり払わせましたよ、ええ。
食べ物に師弟の情は挟まない主義なので。
品性は細部に宿る
余談ですが、昔、あるバーのママさんが「ガラスの器はコップじゃなくてグラス、というのよ。なんでもコップで済ませてしまうのは、お子様の発言」
と教えてくださいました。
美輪明宏センセも仰ってましたが、なんでも安易な言葉で済ませてしまうのは未熟さを露呈させている、ということか。なるほど。
ということで、本日はおひらき。
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