ちろね

IT系の起業に勤める新卒2年目。この仕事は本当にお客様の為になっているのだろうか?とい…

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IT系の起業に勤める新卒2年目。この仕事は本当にお客様の為になっているのだろうか?という疑問をもちながら過ごしていたところ、ひょんなことからぱっと見怪しげなセミナーに参加し、人に向き合い人に感謝されるスキルなるものを学ぶべくスクールに入校することとなった。

最近の記事

頼むから、大学生に「優秀だね!」なんて言わないでほしい

大学生の頃、インターンや、社会人との交流会のようなものに参加すると、優秀だね!うちの会社に入っちゃえばいいのに!みたいなことを言う人がよくいる。 私はそういった言葉に対して、私は「優秀」なんだ、「一緒に働きたい」と思われてるんだ。とその言葉を額面通りうけとっていた。 そしたら、後でえらい目にあった。 社会人から見ると、人生経験の無い、若くて苦労を知らない学生は「何もできなくて当然」の生き物だ。 そんな「何もできなくて当然」の生き物が、社会情勢について学んでちょっと意見

    • いつか必ず死ねるなら、別にいまじゃなくてもいいと思った話

      生きるのが面倒くさい。 いつもそう思っていた。生きていれば面倒なことが沢山ある。楽しい日ばかりではない。週5日も朝から夜まで行きたくない会社に行かなければならないし、土日は一瞬で終わってしまう。 こんなにも不自由でつまらなくて面倒くさい世界に何故生きていなければならないのか。毎日小さなマイナスの積み重ねなのであれば、死んでゼロになった方が良いんじゃないか。 そんな風に思うことが何回もあった。 この年末、私は仕事でうまくいかないことが重なってだんだん弱り、倒れ込むように

      • 自己否定で人を悲しませてしまった話

        自己肯定感が低い人は、自分を貶めるような言動を敢えてすることで自分の価値を確かめる行為を無意識にしていることが多い。 敢えて私なんて可愛くないよ…とか、私なんて全然勉強できなくてさ...と言うことでそんなことないよ!と言われるのを待つ。私は重度の「そんなことないよ症候群」にかかっていた。 そんな拗らせ人間の私は、小さい時に自己否定をしてしまって、幼い弟を泣かせてしまったことがある。 あれは私が小学校低学年、弟が幼稚園の時の夏休み、おばあちゃんの家に泊った時の事だった。私

        • 心の土台の作り方

          家を建てるのに土台が必要なように、心にも土台が必要だということを最近学んだ。どんなに立派な建物を建てても、土台が砂だったら、すぐに雨や風などで崩れてしまう。 心も同じで、どんなに虚勢を張っても心の根本が満たされていなければすぐに崩れてしまう。 きっかけは些細なことだった。 担当のお客様に対し、自分のミスが原因で迷惑をかけてしまったのだ。新卒2年目で組織内に先輩も多く、みんな失敗しながら学んでいくんだよと言ってもらえた。ただ、今回の失敗は「新卒が出来なくて当たり前」のこと

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          後輩に謝りたいこと

          直属の後輩が休職した。 このことは、友達にも家族にも彼氏にもずっと打ち明けることが出来なかった。自分自身の心の整理が出来ていなかったこともそうだし、何より知られたら最低の人間だと思われてしまうことを恐れていた。 入社当初から彼はとても優しくて、思いやりがあって、とてもよくいろんなところに気が付く人だった。お客様と関わる仕事をしている上で、完全には想像しきれないお客様の気持ちを汲み取ったり手元にある材料で想像することはとても大事なことだったので、この仕事は彼に向いていると思

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          転職エージェントに現職勧められた話

          19:00。自宅で仕事中、その電話はかかってきた。 あー、もうそんな時間か。と私はパソコンの前で仕事をしながらその電話をとった。転職エージェントとの、面談の時間だった。仕事終わらないし、辛いことがあったので、正直あんまり話したくなかった。 少し沈み気味のトーンで電話を取ると、元気のいい声で担当者さんが挨拶をした。お客様へのメールの返信を打ちながら私も挨拶した。 何で今回は申し込んでいただけたんですか?のような当たり障りのない会話から始まった。私はすでに何回か転職エージェ

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          こんふゅーず!したときには

          Comfuse(コンフューズ)=混乱する お客様からの、リマインドメール。先輩からの進捗確認スラック。後輩からのメール添削依頼。そして突如かかってくる緊急案件の電話。 私は今、混乱していた。 最近はお客様フォローや、炎上対応、後輩育成等...最近非常に仕事がかさんでいていつも一日の始まりに今日の計画を立てるのだが、その計画もあっけなく崩れて、あっというまに時間が溶けていくような毎日を過ごしていた。 あれもしなきゃこれもしなきゃって頭の中がぐるぐるして、普段しないような

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          私は自分の事が嫌い、と母が言った日のこと

          中学生か高校生のころ、私は母と喧嘩した。きっかけがどんなことだったのかは覚えていない。多分しょうもないことだった。 きっと私が学校や勉強の事でストレスがたまっていた時に言ってしまった、投げやりな言葉を母が咎めたのだと思う。むしゃくしゃしていた私は思わず母にこう言った。 「じゃあ聞くけど、そういうママは自分の事大好きで人生幸せなん?」 一瞬言葉に詰まった後、 「私だって自分のことなんか嫌い」 と涙目で吐き捨てるように言った。 この後どんな話をしたのかも覚えていないが

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          うわ、40万払っちゃった。

          2020年12月5日、私はとあるセミナーに参加した。 「稼げる」と謳うそのセミナーは非常に怪しげに見えた。私は普段何かを決めるときに人にあまり相談しないタイプだが、家族や友人に参加するかしないかを相談したら間違いなく止められていただろう。 セミナーに申し込んだのは勢いだった。 何となく今の仕事の中で、本当に人の役に立てているのだろうか?自分の特徴を十分に活かせているのだろうか?もっと得意なことは無いのだろうか?など、大学生のような自分探しチックなモヤモヤを抱えていた私は

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          コミュ症の正体

          令和が始まった春、社会人1年目になった。 社会人になって、学生の時には出来なかったこともいくつか出来るようになった。だけど、学生の時から、もっと遡って小学生のころから段々出来なくなったことがあった。 それは、「人と普通に仲良くする事」だ。 もともと、内弁慶ではあったが気の合う数人の友達を「内」に引き込む術を覚え、小学校か高校くらいまでは普通に暮らしていた。浅くどうでもいい会話をするのはうまいらしく、中学のころには浅く広くどこのグループの中にいても一応話せる。くらいにはな

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