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story 01 授かり婚がもたらしたもの

「父親の自覚、なかなかわかないんだよね」
結構よく聞くけど、自分はまるで無縁だった。

もちろん、生まれてくるまではお腹を痛めているわけでもないし、悪阻があるわけでもないし、歩くのも億劫ということもない。

それでも、生まれてくる子どもと妻を養わないといけないという責任感を持っていたのは、たぶん授かり婚、できちゃった婚だっからだと思う。

寛容な時代とは言え、mamaが体調が優れない時期だったこともあり、自分もmamaも互いの親や親戚から、あまり好ましく思われなかった。

辛辣な言葉もあった。
悔しくて涙を流しそうになった。

ただただ自分は、「大丈夫」と押し通した。
その手前、その責任感は周りの父親より高かったのだろうと思う。

授かり婚が良い悪いという話ではなく、子どもを授かり、育てていくということには、これほどまでに真剣に考えなければならない責任が発生することを、はっきりと認識することが大事なのだ。

親が口にする言葉、一つひとつ、今思い返せば、「子を愛し、孫をも愛する」そんな気持ちの裏返しだったと今では思う。

幸い、mamaの体調もmusumeを授かった後は順調に回復していった。
どうやら、mamaにとって、これほどまでに人生において愛おしいものはないとのこと。

そして、musumeが産まれた時、一番はじめに泣いたのは自分だった。
というか、もう分娩台で頑張るmamaの姿にもう泣いていたけれど。

ちょっとしんみりしたけれど、chiroman familyにとってはとても大切なことであり、papaとしての背景なので伝えたかった。

とはいえ、自覚があるからpapaとしてうまくいくわけではない。

ようやくpapa1年目のはじまり。

【写真】ベンチて横になるmusumeとpapa


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