story. 05 mama>>>papa
papaの嫉妬
papaはいつもmamaに嫉妬している。
どんなに仲良く遊んでいても、
どんなにmamaに叱られようとも、
夜寝るときはmamaがいないと
musumeはしくしく泣き出してしまう。
「……mama……。」
musumeよ。
こんなにもpapaは愛に溢れているというのに、なぜmamaじゃないといけないのだ。
ベットの中でうずくまり、泣いているmusumeの背中を見るたび、なんて情けないpapaなんだとはがゆい思いをしている。
泣き声を聞き、救世主のように現れるmamaに寝かしつけをはじめた頃は心強さを感じていたが、今はまったく別の感情を抱いている。
そう、嫉妬だ。
papa大好き計画スタート
嫉妬はpapaの寝かしつけのモチベーションを高める。そして、普段の子育てにおいてもmamaに負けたくないという気持ちが増し、行動が変わっていく。
〈papa大好き計画〉
❶朝早起きする
家族の朝ごはんをつくり、musumeの気を引くために誰よりも早く起きて「ごはんだよー」と言って、musumeとmamaを起こす。
❷力技の遊びをする
mamaではできない遊びで、musumeの気を引こうとする。最近のお気に入りはお相撲。
❸mamaが買わないお菓子を買う
これは、甘やかしではなく、musumeの勉強だ。最近の大ヒットはこれ。
こんなことをしながら、mamaに張り合う。
そして、musumeは言う。
「papaだいすきー!」
しかし、3歳になった今も、いまだに寝かしつけだけはmamaに勝てたことはほとんどない。
健全なる嫉妬はいいことだ
papaが思うに、mamaへの嫉妬はとてもいいことだと思う。
この嫉妬心こそが、子育てに主体的に取り組む原動力なのだ。
musumeしかいないから、musukoだった場合どうなるのかわからないが、同じことなのだろうと思う。
そろそろ他のpapaとの交流を楽しみたい。
【カバー写真】プリキュアに夢中なmusume
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