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水仙 葉組み編

冬といえば水仙の季節。
いつもの「お花と野菜のお店」で見かけたので買ってきました。

自然に育つ水仙は、TOP画像のように結構葉っぱがねじれていて、花首も伸び伸び〜って長くなっていたりするものがたくさんあります。というか、真っ直ぐにスーッとお行儀よく咲いている方が珍しい。
そう、結構「暴れて咲くお花」なのです。
(TOPの写真は数年前に水仙郷で撮ったもの)

自然に生えている分にはそれで良いのだろうけれど、いけばなの花材として使うとなると話が変わる。
暴れたままでいけるのは難しい。
葉や花の向きも合わせにくいし、やはり、ちょっと「整えて」あげないといけません。

ということで〜
水仙の仕立て直し(葉組み)のお話です。
(そんな需要、あるんいかな?😅)


包みから出した水仙。
葉先が痛んでいるからか、カットされちゃったりしているものも。
花は葉っぱより長く伸びています。

買ってきて包みから出したところ
茎の根元付近
「はかま」と呼ばれる半透明の筒で葉っぱと花茎が包まれている

「はかま」部分を揉みほぐして柔らかくしてから葉っぱと花茎をそっと外します。そっとやらないと、はかまが破れてしまいます、そうなるとジ・エンドです💦

葉っぱのねじれ具合、わかりますか?ぐるっと一周しそうな勢いです😅

左がはかま
真ん中二つが葉っぱ(計4枚)
右が花茎(葉っぱの真ん中に茎があります)
ここから葉っぱを真っ直ぐにしていきますよ
ねじりをとって、真っ直ぐになぁれ🎶の魔法をかけると・・

真っ直ぐになぁれ🎶の魔法とは・・・

実は葉っぱをシゴいています💦
葉先5センチぐらいを除いて(葉先は繊細なので)下の方は指で挟んでギューッと(とは言え適度な力加減で)引っ張って真っ直ぐにしていきます。

すると!なんということでしょう✨✨
結構真っ直ぐになったんじゃない?(ΦωΦ)

心なしか、葉っぱテカテカ??🤣

次に、葉っぱの長さを揃えて「はかま」に収納したところ
あとは花茎の長さをみて、葉の真ん中に戻します

おお〜お行儀よく真っ直ぐになりました!

ちょっと見えづらいけれど・・・💦
花は葉よりも低い位置で咲いてるように戻します

花も戻して出来上がりました✨
もうあと2本も同じように整えて〜

3本とも仕立て直し、小さめの花瓶に入れて飾るとこんな感じです。

「はかま」を見せると綺麗ですね🎶


いける前のこの作業、大切ですが正直地味です😆
しかも初めは結構難しくて、葉っぱを戻す時に「はかま」が破けてしまったり、葉っぱ同士がうまく寄り添ってくれなかったり、シゴいているうちに葉っぱがクタクタになってしまったり。

それでも本数をこなすとなんとか出来るようになっていきます(*´艸`)
(実は私は結構好きだったりする💦)

「習うより慣れろ」の精神ですな😅


水仙の仕立て直し(葉組み)の様子をお伝えしました〜✨
現場からは予想以上に良い香りがしています🎶


今日も見てくださりありがとうございました(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ




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