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涙の浄化力


小さい頃からとにかく泣き虫だった。

怒られてはべそべそ泣いたし、悲しいときや痛いとき、辛いときはもちろんのこと、3歳年上の姉と喧嘩した時や、トランプやカルタで負けても悔しくて大泣きしてた。


子どもの頃に叱られて、ビービー泣いてたら「泣いたら済むと思うな!」な〜んて酷い事言われたりもしたけれど。もちろん泣いて済まそうとか、泣いてるうちに嵐が通り過ぎるさ〜😏なんて邪な考えの元に泣いてるわけじゃないのよ。

もうね、心が震える何かがあると、自然と涙が溢れるというか、もうそこは我慢するとかしないとかのレベルじゃないんだけど。何だか知らないけれど、そういうのって周りの人には伝わらなかった。


少し前までは泣きすぎて制御不能な感じで、翌日も目が腫れて頭がガンガンして・・・なんてこともあったけど、最近は「いい塩梅」で切り替えるコツを覚えて、目が腫れたりすることもなく過ごせている😏ちょっと大人になったんだな(笑)

ってことで「泣くこと」と「涙」のこと、ちょっと考えてみました。


泣くと心が洗われる

辛い時、悲しい時に涙が溢れて、悔しくて苦しい時にも嗚咽するほど号泣したりするのは、涙には実はすごい浄化力があるからなのかも?って思う。

感情が溢れるそのままに涙が流れて、その時は自分が一体化している感じ。

文字通り、涙で悲しみを洗い流している氣がするよね。


涙の成分

涙にはコルチゾールと呼ばれるストレス成分が含まれているそうだ。涙が出ることによって、そのストレスホルモンも体外へ排出されて濃度が下がるので、デトックス効果があるとか。なるほど。。。

それから、苦痛を和らげると言われているエンドルフィンというホルモンも含まれているらしい。モルヒネよりも高い鎮痛効果があって、痛い時に出る涙というのはこっちが優位で、鎮静効果がアップするという話も。


副交感神経が優位になってリラックスできる

人がリラックスするには、交感神経優位から副交感神経優位に変わる必要があるけれど、眠る以外にその切り替えができる唯一の方法が泣くことだと言われている。睡眠と同等のリラックス効果があるってことらしい。


疲れてよく眠れる

「泣き疲れて眠る」ってお子たちにはあるけれど、大人にもあるんだと思う。号泣する時って感情も高ぶるし、とにかく興奮して、ものすごいエネルギー使って疲れちゃう。なので、それが終わったら、疲労感からスーッと眠りにつけるときもあったりする。


泣いてる自分を客観視できる

最近氣付いたことのひとつ。「あーすごい泣いてるな、私」って客観的に見てあげると、いろんな答えが出てくるようになった。

「仕方ないよ、それぐらいのことがあったんだし」の時も「うーん、ちょっと大げさかな?それほどの事でもないのにね」の時も。

そうして、自分と対話しているうちにどんどん自分自身に戻れる感じがする。

なので、最近は

「泣きたい時にはひとりで我慢せずに思いっきり号泣する」

「泣いてる自分に客観的に『泣いてるね〜』って寄り添う」


しばらくそうしていたら、思いの外スッキリして「何でこんなビービー泣いてんだっけ?」って、はたと我に返って「あー。ティッシュ取ってこよ」と


立ち直りもとても早くなりました(笑)


以上、泣くことと涙の浄化力のお話でした。



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