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脳のクセ その2


脳は「先に入った情報を正しいと思う」そうです。そうして「今、自分が正しいと思っていることが未来永劫正しい」とも考えがちだそうです。


先日、虎ノ門ニュースで武田邦彦先生がおっしゃっておられました。

・虎ノ門、武田先生 で「ああ〜あの変なこと言うおじさまね」と思われる方もおられるかも?ですが、私は武田先生の昔からのファンです😝


以前、昔々に聞いた講義の内容で書いた「脳のくせの話」でも触れました。


やっぱりそうだったんだ〜と思ったので、記事にしちゃいます(*´艸`)


最初に聞いたことが正しいと思うのは、人間の脳がまっさらな状態で生まれてくることに由来しているようです。あらかじめプリインストールされている情報があれば、入ってきたものと既にある情報を見比べて精査することも可能でしょうが、そうではないので、とりあえず最初に入ったものを「正しい情報」として記憶するようです。


まず先入観の話。例えて言えば・・・石油の枯渇問題などでしょうか。

私たちが子どもの頃、石油はあと30〜40年で無くなる、などと言われていました。オイルショックが起きて、トイレットペーパー買い占め事件などが発生したのを少し覚えています。

石油がなくなるんだから!と言われ、節約しないと!と叫ばれるようになります。いろんな技術革新があったのもこの頃ですね。

さて・・だんだんと時間が過ぎて、どうも枯渇しないんじゃないかな?という雰囲気が漂います。もしかしたら、枯渇するって情報は誤りでは?とも言われ始めます。

ですが・・・一旦枯渇するって言われて、節約を義務付けられた側は「枯渇するから!節約しないと!」で凝り固まってしまっています。

色々調べてみたけれど、1970年代の情報が嘘だった、なんて言おうものなら袋叩きにあう・・そんな風潮でした。

その後・・・どうでしょう?石油は相変わらず産出されています。もうあと数年で枯渇して綺麗さっぱり無くなる・・・などとは言われていません。

(シェールオイルなど新しいエネルギー源が少し勢力地図を塗り替えたことは否めませんが)


石油枯渇問題を考えたことがない、まっさらな脳に「枯渇する!節約しろ!」と刷り込まれると、そこから考えを変えることはなかなか大変だということですね。


ここまで書いてきて・・いまの世の中と似たり寄ったりだなぁと感じます。


これはヤバイよ!!さあ大変!

こんな対策があるよ!みんなで頑張ろう!

新しいこともやってみる?それは素晴らしい!

なんか違うんじゃない?そんなことない!そんなこと言うな!

やっぱり違ったんじゃない?・・・・・・・・・


だいたい、石油がなくなる話なのに、なんでトイレットペーパーを買い占めるんだろう?トイレットペーパーは石油で出来てたのか!?と買い出しに付き合わされた子どもの素朴な疑問・・・そんなはず、なかろうもん!😝


そういえば去年もありましたね、トイレットペーパー、キッチンペーパーなどの紙類が売り場から姿を消しました。

人はなんだか不安にかられると、身近な紙類を買うことで安心する?💦


ふたつ目の「今自分が正しいと思っていることは、未来永劫正しいと思う」これもそうなんだろうなと思います。信じた自分がバカだったと思いたくない心理なのかも?とか考えてしまいますが。それでもいろんなことが解明されていくに連れて「当時の常識は現在の非常識」ってこと、往往にしてありますよね。

実体験としては、運動中の飲料ですねぇ。。。

学生時代、バレーボールをしていましたが、休憩中に「顔は洗ってもいいが、水を飲むのは禁止」でした。理由は「バテるから」最近は「熱中症予防に適宜水分を摂りましょう」です。180度方針転換。なんじゃそりゃ😤

中学生の頃は体育館ではなく(体育館でも大概暑い!けど)外のグラウンド、夏休みの日中の練習時でもそう言われていました。当時の友人とは「よく熱中症で死なずに済んだよね」と言い合ったりします。本当その通り。



これらは脳の根本的な問題だそうです。


先に入ったもん勝ちなのか・・・なるほどな。

だからテレビであんなに「疫病、怖い!」ってやってるんだなぁ。ととても腑に落ちた。

「先に入った」だけの情報はただ「先に入った」だけのことで、正しいかどうかはまた別の話。そう心しておかないと「運動中の水分補給」みたいに生死に関わることになってからでは遅いと思う。


氣になる方がおられましたら、武田先生のお話を聞いてみてね。私の記事より数倍?わかりやすく説明されておられますよ(*´艸`)



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