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【大人バレエ日記】キトリで40若返る

私が通ってるバレエスタジオには、バレエの基礎が学べるクラス、経験者さんの集まる初級クラス、ポワント、そしてバレエ作品のバリエーションが踊れるクラスなど、いろんな先生がいろんな授業をしてくださっている。

もともとジムでバレエを始めて、そろそろトウシューズ履いてみたい!(怖いもの知らずすぎる。。)教えてくれるところないかなーと思って探し、いろんなレッスンがあるそのスタジオに通うことにした。

何にも知らないって、ホント怖い。

本来なら、バレエをちゃんと習うにはちゃんとした一つの教室に拠点を決める(他の教室は通えないという掟があるとか。めんどくさー)のが王道らしいんだけど。

そして今のスタジオに来てる人たちも、大抵はどこかの教室に所属していて、さらに練習したくて、誰でもオープンに参加できるという理由で集まってる強者さんたちとも知らず。

ジムでゆるーいやつしかやったことないくせに、いきなりポワントの、しかもバリエーションのクラスに入るという。。

今考えたら、震えるようなことをしちゃってました。

先生も生徒さんたちも、びっくりしただろなー、できなすぎて笑

自分でも流石にこれはやばいと焦りまくったけど、できないものはしょうがない。あの時のみんなの「見ないふりしてやろう」という、バレエ的冷たいようで実はあったかい空気だけは妙に覚えてる。

で、一度で懲りたかというと、それが全然できないのに、とにかく楽しくて!

だってプロのダンサーさんが踊ってる演目を、自分がやれるなんて(いや、全くできてはないけど)もう最高に気分がいいったらない。

先生も「少しずつ立てるようになるからねー」と優しく言ってくださるし(本音は知らない)、中にはそれほどできてない人もいることに気づき、こそっと参加したら紛れるだろと、大体週一回ペースで続けてきたのだ(我ながらそういうメンタルはなぜか強い)

いつも3ヶ月1クールで一つの振り付けに取り組むのだけど、今回はある生徒さんのたっての希望で、ドンキホーテ第一幕 キトリのバリエーションに決まった。


最初「どうしようかなあ」と先生も渋っておられ、他の生徒さんも「えー!無理〜」と悲鳴をあげていて、そっか大人バレリーナにはかなり難しいんだ、と予測はついた。

それで私も今回はさすがに無謀か、と参加を見送っていたのだ。

ところが1ヶ月すぎた今、あんなに嫌がってた生徒さんたちが「めっちゃ楽しいよねー!!」「うん、●●さんのリクエストに感謝!」とかはしゃいでるではないの。

一度でも休むとついていけないのに、すでに4回も終わってる。でもどうせできないなら、今からでも一緒じゃない?

そう前向き?に捉えて、今日ついに参加してみた。

なぜか先生から特別にひらひらのスカートが回ってきて、厚かましくもそれを手に取り笑、10代のピチピチ村娘になり切ってスカートの裾ひるがえしながら、スタジオを駆け回り、ありえない形と思ってたジャンプや、異常に速いフェッテも簡単バージョンでなんとかトライ。

最後に決めポーズ。

うひゃー、気持ちいい!!

決めポーズ以外はほとんどできてないけど笑

なんだか知らないけど、ここんとこのコロナのストレスも吹っ飛んだ!


私、あってるのかもー。

お澄ましのお姫様より、じゃじゃ馬な村娘。


来週は自前のひらひらスカート持っていこー笑




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