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好きの歯止めが効かなくなるくらい好きになった人物が実はかなりの地雷を貫いていた話

『オタク』という生き方しか出来なくなってからそろそろ15年近く経とうとしている。

そして、オタク人生を歩んでいれば、オタクの方々は『地雷』というものに遭遇することがあると思う。
だが、私はほぼ地雷が無いと言っても良い。
R18も夢もグロも3Lも全然大丈夫だし、過激なものはちょっとびっくりするくらいで苦手意識があるわけでも無いし、同担拒否とかも無いし、割と何でも受け入れられるしそれなりに楽しめる方だ。
好きだと思うポイントを見つけて美味しくいただける。
そうやって今までオタク人生を楽しく謳歌してきた。

そんな状態であるので、雑食・多趣味人間である私は、興味のあるものや気になるものなど色んなものを好きになっては夢中になってのめり込むように好きになってしまう傾向がある。
全部漏れなく好き。大好き。愛おしい。
ゆる〜く穏やかに好きになるものもあれば、じんわり内に秘めるだけで好きになるものあれば、もうそのことばっかり考えてしまうくらい猛烈に好きになるものもあったり、好きではあるけどそんなに追わなくても満足出来るものもあったり、その好きなものによって熱の入り方はまちまちである。
そして気分屋でもあるので、その『好きなもの』の優先順位やマイブームもその時によってコロコロ変わる。
周りの方々はどうなのかわからないが、割と穏やかにオタクライフを楽しんでいる方だと自分では勝手に思っている。

さあ、ここで、本題なのだが、
私は今、今まで好きだったジャンルやコンテンツを差し置いて、かなりダントツで最愛に近いくらい好きになってしまっている人物がいる。

天堂天彦だ。
超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』のメンバーの一人だ。

カリスマを認知したきっかけは、自分のSNSのタイムラインがカリスマの話をしている人がちらほらいて、「最近よく見かけるけど、これ何だろう?」と何となく目に入ってきていたのがきっかけだった。
でもその時は何だろう?と思うだけで、特に調べるとかするわけでもなくその時好きだったジャンルのものをめいっぱい楽しんでいた。

そして時が少し過ぎた頃。
今年の6月後半に久しぶりに学生の頃からの友人に会った。
その友人もゴリゴリのオタクで、学生の時は下校時間が過ぎてもそのあと場所を変えてオタクな内容を時間も忘れて話し込んでいたのを今でも覚えている。
その友人とはSNSでも繋がっていたというのもあって、その友人がSNS上でちらほらカリスマ関連の話をしていたのは眺めつつあった。
なので久しぶりに会った時に「私今すんごくカリスマにハマってるんだよね」という友人に、「それ最近よく見かけるんだけど、それって何なの?」とカリスマのことを色々教えてもらった。
その時、「ちりこは多分この男好きだと思うよ」と布教されたのが、天堂天彦とテラくんだった。

そして、言われたまま観たら、カリスマにめっちゃハマった。
もうそれはそれはのめり込むようにとんでもなくハマってしまった。

友人に言われた通り、天堂天彦がとてつもなく好きになった。
そして全話観終わる頃には見事にテラくんも好きになったので、好みが友人にバレバレでちょっと恥ずかしくなった。

そのままピューロランドで布教してくれた友人(以降:布教主)と自分の推しの名前のプレートを作ったり、色んなものを摂取しているうちに、天堂天彦のことが好きで好きでたまらなくなってしまい、『好き』という一言で言い表せないくらいに、とにかく好きの歯止めが効かなくなるくらい猛烈に好きになってしまった。

布教主が譲ってくれたグッズで興奮してしまってつい撮っちゃったやつ
天彦カラー!
10枚買ったら5枚天堂天彦だったブラインド商品
(しかも買うときに「カリスマ7人の中で誰と縁があるかな~♪」という
運試し(というより縁結び?)的な意味合いで買って、の結果だった)
好きが本当に本当に止まらなくてどうしよう



だから現在の最愛の男は天堂天彦。
本当に好き過ぎて、現在自分用に天堂天彦のとある二次創作の小説を本にするためにちまちま書き殴ってしまっているくらいのかなりの末期だ。
(現在47,000文字を超えている)


そんな状態でかなり天堂天彦という人物に狂わされてる中、私はとある用事のためにオタクのグッズを多く取り扱っている某中古ショップで、カリスマのグッズを眺めていた時にある事に気づいた。

「あれ……?天彦さんって、もしかして、ちょっと値段張る人……?」

明らかに他のキャラとの値段の付き方が違う。
これって、もしかして……。と、じんわりと私の中に変な蟠りが生まれた。
けど、その時はそのことを無視してカリスマのグッズを眺めていた。
すると、他の二人組のお姉さんのお客さんもカリスマグッズを眺めていて、その方の片方のお姉さんが大瀬くんのグッズを探していた。
すると隣のお姉さんが「うわぁ、天彦の値段の付き方高いね〜〜。天彦って、一番人気なんでしょ?」

『天彦って、一番人気なんでしょ?』

その言葉を聞いた瞬間、頭を鈍器で殴られたような錯覚を覚えた。

私は、『一番人気なキャラや人物』というのがかなりの地雷なのだ。
滅多に遭遇することのない地雷を踏んだ。
初めて地雷を踏んだ。
ほぼ地雷が無い人間に等しいのに、これだけが本当に地雷なのだ。
かなりの大ダメージだった。

他の人からしたら、そんなこと?
という感じでもあるかもしれないのだが、
私は、どんなコンテンツでもどんな作品でも、世間や周りが騒ぎすぎると一気に冷める体質なのだ。
一気に気持ちが落ち着いてしまう。
その時までずっと好きで密かに好きだったものが、突然アニメ化したり大衆が絶賛しだすと一気に興味が無くなる。
だから流行りのものやみんなが群がるものは避ける傾向がある。
そしてブームが去った頃に「めっちゃいいじゃん!!!」と、好きになったりすることもあったりする。
かなり厄介なオタクなのだ。

今までのオタク人生で何故この地雷を踏まなかったかというと、
自分が好きになるジャンルやコンテンツで一番人気な人を好きになることがなかったからだ。
一部例外もあるが、なにかを初めて新規開拓するとなった時、自分が誰を好きになるか、となった時におそらく何かの感のようなもので『このキャラ多分人気そうだな…』みたいなのを察知して本能的に避ける脳力でもあるのではないかと思う。

今回、何故こんな事になってしまったかというと、
何にも知らない状態で、友人から布教されて、好みドンピシャにハマっていたのでうっかりズブズブに好きになってしまって、自分のテリトリー内でしか楽しんでいなかったのもあって外に出てみたら一番人気だったなんて知らなかったのだ。
7人のカリスマたち全員それぞれに魅力があるからみんな満遍なく人気があるのかと思っていた。
完全に私が世間知らずだったのだ。
(pixivのブクマ数が多い作品がやけに多いからうっすら様子がおかしいなとは思っていた)

でも、こればっかりは仕方ないとも感じた。
なんたって天堂天彦は『性』のカリスマでもある。
人間の3大欲求の一つを極めし男でもあるのだ。
だからその甘い蜜に誘われて好きになる人なんて、ゴロゴロいてもおかしくない。
天堂天彦の色気と魅力で落ちる人たちなんていっぱいいるに決まってる。
そして当の私もまんまとズブズブに落とされてしまっている。
だから『一番人気』という言葉も納得出来てしまう。
なので心苦しいところなのだ。

別の作品の好きな人物で、逆転裁判という作品の『御剣怜侍』という男がいる。

逆転裁判のスクショより

逆転裁判の中ではおそらく彼もかなり人気の高い人物で、一位二位を争うくらいの人気だろう。
ただ、この男の場合は、作品内の女性たちのことも虜にしていてモテモテな描写があるのでまた訳が違うのだ。
『まあこの男はモテモテだもんね〜』で、受け入れることができる。

ただ、天堂天彦の場合は、だいぶ、心苦しい。
いずれにせよ、これからもカリスマ楽しんでるうちにどっかで知る事実だった事だろうと思う。
知るのが遅かったか早かったかってだけ。
まさか、私自身もこんなにダメージを受けると思っていなかった。
そこまで好きなのか、と。
そんなに心をかき乱されるほど好きなのか、と。
心の底から、本当に本当に狂おしいほど好きなのだ。

今、まだ感情の処理が出来ていないままこれを綴っている訳だが、
本当に本当に好きなので、冷めたくない。
冷めたくないのだ。
たまたま、好きになってしまった人物が『一番人気』というだっただけ。

それだけ夢中で好きになれるというのも、
ある意味で色んな感情を知れるということだからこれはこれでいいのかもしれない、とはなりつつ。
カリスマ自体もそれだけ心から大好きになったコンテンツなので、これからも大事に愛でていきたい。楽しんでいきたい。
こんな厄介な感情なんてどうでもよくなるくらい、これからも自分のペースで自分の中に生まれる『好き』という感情を大切に育みながら天堂天彦のことはたくさん愛でられたらいいなと思う。

ただ、やっぱりダメージは感じたままじわじわと心を蝕まれている。
何故こんな変な地雷とかいう訳のわからない事に悩まされなければいけないんだ。
早くこのよくわからない厄介な感情なんて乗り越えてスッキリさせてしまいたい。

セクシー&ビューティーカラー!

■10/09:
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