見出し画像

Let your heart bloom.について

今回はfoundation作品【Let your heart bloom.】についてお話します。
前作公開からそんなに日数を開けずに、新作を出せたことが、とても喜ばしいです。


Let your heart bloom.

解説

まずはディスクリプションのおさらいから。
『誰かに知られるのが怖くて、ずっと隠してきた
誰かに触れられるのが怖くて、ずっと守ってきた
君になら、見せても良いのかな
この心を、咲かせても良いのかな
まだ少し怖いけれど、その優しい眼差しになら。』


知られるのも触れられるのも怖いもの。それは心です。
なぜ怖がるのかわからない人もきっといるでしょう。
でも自分の本当の心を誰かに見せる事は容易ではない人種も確かにいるのです。
この作品は、なかなか人に心を開けない人へのメッセージを込めました。

心=天使が手に宿す花
守る、隠す=天使の六枚の羽

心を開くこと=蕾が開いて花が咲くことと捉え、大切に天使が守っているイメージです。六枚の羽を持った天使を熾天使(セラフィム)というのですが、熾天使は一番上の羽で頭を隠し、真ん中の羽で空を飛び、下の羽で足を隠すそうです。体を隠しながら飛び行く様は、心を隠しながら平然と生きる人に重なるものがあるなと思いました。

そんな隠して守り通しな天使に、この人になら心を見せても良いかもしれないという人物が現れたとしたら、ゆっくりと閉じていた翼を広げながら涙するだろうなと思い、描きました。
<優しい眼差しの君になら>。私の経験測ですが、自分の心を開こうとした時、その相手の顔を見たらすごく優しい目をしてて、もちろんその人自身も優しい人なのですが、労わるようなそんな目でした。

思い返してみると、私自身が心を開くことができた人たちは皆とても優しい人でした。優しいという定義はすごく曖昧なものだし、見せかけだけの優しさを持つ人もいます。
ここで私が言う優しい人というのは、他者の心に踏み込もうとする勇気と、決して押し付けることのない愛情を持った人のこと言います。
もしそんな人たちと出会うことが出来たなら、きっと大丈夫だから
心を開いてみてほしいです。

いや、自分から心開かないと相手も心を開いてくれるわけなくない?なんでそんな待ちの姿勢なの?という意見があるのならば、私はこう反論する。

傷つけられたくないし怖いんだってば!!!!!!!!

怖いから大丈夫そうな人かどうか見極めたり、つい待ちの姿勢になっちゃうんですよね。


制作時の出来事

今回は出来るだけ、いつものクオリティーを保ちつつ、スピードを意識して描いていました。スピード意識して16日間も掛かってしまいました。
何をしていたんでしょうね。(10日間ほどで仕上げるつもりだった)
私は本当に手が遅くて、一枚一枚に掛ける時間が長すぎるんですよね。
それだとやっぱりコンスタントに作品を出していけないし、
今後絵でお金を稼ぐことを念頭に置いたときに結構絶望的です。

カラーラフとかきちんと決めていても、描きながら途中で迷ってしまうんですよね。経験があれば、ある程度正解がわかるので悩まなくて済むのでしょうけど…。
まだまだだなぁと思いました。

あと羽を描くのが辛かったです。
内側に折れ曲がる羽がよくわからなくて…。
羽が豪華な分、背景はとてもシンプルに仕上げました。一番伝えたいことは、六枚羽と天使の表情とオーロラのお花に詰まっているので
余計なものは付け足さずに我慢。引き算!!!!!!!


最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
文章を書くのが意外と好きだと最近気づいたのですが、これも表現の一環だからかなぁと思います。
読んでくださる方は、いつも読むのが大変かと思いますが
感謝でいっぱいです。

もう12月も中旬ですが、まだまだ描いていきます。
ではまた。

おわり





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?