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アイコンシリーズについて①

こんにちは。NFTクリエイターのちりんです。
NFTを初めてもうすぐ半年が経ちます。たった半年の間に色んな経験をして、色んな感情を味わいました。楽しさ半分、苦しさ半分ですね。
真剣にやっているからこそ、裏で泣くこともあるのですが、その分成功したときの喜びはここでしか味わえない気がします。

現在展開しているコレクションの一つ、Jewel eye-con collectionの作品を21作品出すことができたので、記念に今回はアイコンシリーズの裏話的なことをしたいと思います。


【アイコンシリーズを始めようと思ったきっかけ】

NFTを始めて3週間くらい経った頃、私はまだ一枚絵のコレクション(Jewel girls collection)しかやっていませんでした。当時、一枚の作品を作るのに1~2週間ほど掛けていたので新作を出すのにものすごく時間がかかっていました。ある程度のクオリティーを保ちながら作品を出すことを考えると、どうしても長い時間が必要でした。
でも、Twitterのタイムラインを見ていると、他クリエイターの皆さんは高頻度で新作を出して、バンバン売っていっています。作品を出せば出すほど、露出につながるので、みんなどんどん名前が売れていきます。

正直、半端なく焦りました。(今考えてみたら、始めて3週間で何を焦っているんだと思いますが笑)
こ、こうなったら私ももっと高頻度で作品を出してやr…とは思ったものの、1週間以上かけて描いてるものをいきなりスピードアップさせて描くのは無理。そこで他クリエイターの方の作品を研究した結果、みんなPFPを出していることに気づきました。PFPサイズなら仕上げるのに長期間かからないので、これなら露出につながるし、認知度アップや!!と思い、始めることにしました。


【作品が生まれるまでの苦労】

アイデア出しをしばらくしていたのですが、最初は全く何も思い浮かびませんでした。そもそもPFPサイズのオリジナル絵を描いたことがなかったのです。しばらく悩んだ後、数名のコレクターさんに相談しました。(当時、早く売れたくて仕方がなかったので、深夜2時ごろスペースでほぼ泣きかけながら相談してました…。必死すぎる笑)
結果、
・宝石が好きならやっぱり宝石を使った絵
・目に印象がある絵を描くから、もっと目にフォーカスした作品
・なにか番号か記号、マークのようなものがあると面白い
・ミニキャラを描くのもいいかも…
といったアドバイスをいただきました。
本当に何も思いつかなかったので、あの時、アドバイスをくださったり、案を一緒に考えてくれた方々には感謝しかないです。ありがとうございます。

いただいたアドバイスをもとに、ラフ起こしをしました。
最初はミニキャラを作ろうとしていました。なんかもう…そもそもミニキャラ描くこと自体そんなに得意じゃないから、描いてて楽しくないし、てかこんなの出したところで絶対売れないわ…となり、没。てか当時の作成ラフを探しましたが消えてました(´;ω;`)

2回目ラフ。顔を画面いっぱい大きく描くことが苦手だったので、すごく緊張して描いたラフです。なんとなく、かっこいい印象のコレクションにしたいなと思っていたので、もうこの時点でモノクロっぽいものにすることは決めていました。CDのジャケットとかにありそうなものをイメージしたりなんかして。


でもなんかまだ、アイデアのままで終わってるなーというか、なんかどこかで見たことがある絵で気持ち悪いなーと思い、修正。



そして完成がこちら。2回目ラフが黒背景だったのに違和感だったので、真っ白にして、逆光風に。完全な白黒!ではなく、少し淡い色味のモノクロっぽい仕上がりにして柔らかく、だけど目は彩度をがっつり上げて印象的に。
マークや数字など、なにか匂わせポイントがあるとワクワクするという意見もあったので、宝石の化学式を入れてみました。(この化学式があることで作品のおしゃれさが保たれてる気がする‥)


そして、画面手前にリアルな宝石。
これね…なんかのフリー素材引っ張ってきてるの?って何回も聞かれるんですが…

描いてます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ちゃんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


描いてます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(大声)

一応資料を見ながらですが、一から描いています。この宝石を目立つところに描かないと、目だけだとこれなんの宝石?ってなると思います。あと、他クリエイターさんで宝石を描いてる方がいますので(しかも目が宝石になってるというコンセプト丸被りの人もいた)、その人たちと差別化したかったんですよね。私の宝石の絵の場合はこうだから!!みたいなのを大事にしたかったです。


【アイコンシリーズの目的】

いざ売るとなったときの目的は、とにかく認知度を上げること。目先の売り上げは一旦置いておいて、実績を作ること。
売上は、最初は低くても、流通してもらうことで、長い目で見て最終的に回収していけばいいという考えのもと、かなり安い価格で出しました。
初回は0.008ETHでした。

いや、やっっっっっっっっっっっっっっっっっす!!!!!!!!!!!!

ほんと恐ろしいくらい安すぎました。初回販売でお迎えできた人たち、ラッキーすぎでは…?
初回販売する際、mintしました!というツイートしてちょっと宣伝してからlistして売ろうと思っていたのですが、宣伝スペースでminの宣伝してる最中に三作品全てにオファーが複数入り、listすることなく全て速攻で完売しました。
このクオリティーでこの価格ならお得ね!買いだわ!!と思ってくれたのでしょうね…。(むしろそこが狙いだった…)
この時、オファーというもの自体初めて来たので、超嬉しかったのを覚えています。ただ、何も下調べもしないで活動していたので、オファーに驚いてうっかりミスを連発し、コレクターの皆さんには多大なるご迷惑をかけてしました。(今もよくやらかしてますが)ほんとごめんね…。


【アイコンシリーズへの思い】

現在21作品もの作品を送り出し、全てお迎えいただいているという大変幸せな状況ではありますが、アイコンシリーズを始める前は本当になんというか、自分のクリエイターとしての方向性に悩んでいました。今でも上手くいかないとたまに悩んでしまうのですが、当時はNFTを始めたばかりでそんなにすぐ相談できる人も多くなかったので、しんどかったです。

あの時、一枚絵コレクションのJewel girls collectionで四作目を出したあたりだったのですが、びびるくらい売れなくて本当に落ち込みました。
しかも確か四作目を出した時、コレクターさんに宣伝しに行ったとき、とある一言を言われて闇落ちした気がします。

「なんかご自身の作風に合うのは四作目みたいな感じじゃなくて、、、」みたいなことを言われたはず…

おそらくアドバイスのつもりでその方はおっしゃってくれたのは理解していますし、時間が経った今だからこそ納得できるのですが(笑)
言われた当時は妙に傷ついてしまったうえに、じゃあ何描けば正解なんだよ、どうしたら人に好きになってもらえるんだよ、私って何描きたいんだよ、私の絵ってなんなんだよ…と悩みました。
この後、PFPを始めようと思い、コレクターさんたちに相談する…という流れになります。

コレクターさんたちに相談した結果、人から何を求められてるか、どんなものがウケるかという点を知ることができました。
またその相談会の時、たまたまその場で知り合ったクリエイターの方に
「やっぱり自分が一番好きなもの(趣味や物)を描くのが一番だよね。好きなものを描けば、その人の唯一のものになって、誰にも真似できない個性が生まれるよ」
とアドバイスいただきました(って多分言ってた。うろ覚えだけど)。
その時は、その言葉を信じるしかないと思ったし、自分が置かれている状況を考えた時、もうがむしゃらになって考えて作るしかなかったです。

今振り返ってみると、本当にその通りで、好きなもの(宝石、目を描くこと、キラキラしたもの、かっこいいもの、透明感のあるもの)を描いた結果、色んな人にアイコンシリーズをお迎えいただけたし、いつの間にかいろんな人に好きになってもらえていました。
また、自分自身の中でも作品を作るうえでの、このテーマを好きになれるかどうかで判断できるようになったので、本当に学びになりました。

あの時苦しい思いをしたけど、思い切って相談してよかったです。
みんな優しいな(;_:)


【今後の展望】

もっと沢山作品を生み出したいです。色んな心ときめく女の子を描きたい。
まだ描けてない宝石がありすぎます。
通常作品はわりと自由に、気ままに描いていきますが、キリ番のレアキャラはそうはいかないですね。毎回特別感を感じてほしいので、なにか演出なり
なんなりしていきたいです。
でもアレですね、オッドアイもやってしまったし、GIFもやってしまったしでアイデアが尽きそうです。(笑)考えるのはしんどいですが、レアキャラを出した時に、わー!って驚いてもらえたり、感動してもらえた時本当にうれしいのでまたボチボチ頑張ります。

あとはそうだな…。
まだ公式ツイートとかしてないのですが、アイコンシリーズは今後全てのキャラクターを一枚絵で出していきます。
元々そうしたいと思っていて、方向性とかコンセプトも考えているのですが
そんなすぐ出せるものでもないうえに、やろうとしてることが少し面倒なことなので言いかねてました。
でも…もうさっさと言いたくて(笑)
どこかのタイミングで出します。
各キャラクターのイメージや性格、設定とかなんとなく決まっていますし、宝石の意味に合うキャラクターを作っているので、そのへんをPFPで伝えきれない分、一枚絵で表現していきたいですね。

ホルダーの皆さんにはお迎えした後にも楽しいことが待ってるよという感じにしたかったので、ほんと…頑張ります(笑)


やりたいことが沢山ありすぎて日々パンク寸前ですが、少しずつ腕を磨きながら作品を出していければと思います。また、毎回作品を作る時にいつも自分の中で心がけていることがあります。

〈過去の作品を超える〉

これね本当に難しくてね。ただでさえ限られた色数、サイズ感の中でやってるのでなかなか厳しい目標なんです。フルカラーの一枚絵だとまだ過去作超えることは簡単な方なのですが、PFPはね…。ふぅ…。
クオリティーという問題だけじゃなくて、キャラクターデザインや空気感という観点も鍛えていかんといけませんね。


では今回はこのへんで。また何か書きます。

ちりん






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