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”Oath of the queen゛について

NFTクリエイターのちりんです。
本日4月27日でNFT活動1周年となりました。
初NFTをmintしたのはもっと前なのですが、Listしてから改めて活動し始めたので、List日の27日としました。1周年の思いなども語りたいのですが、別記事にて書きますので、
今回はfoundation作品のOath of the queenについて語ります。

1周年になる作品ということで特別な作品で、特別な意味を持つものにしようと思いました。私は元から白や銀といった色が好きなので、テーマカラーを白銀として制作することにしました。白銀を思い浮かべた時、強く芯のある、冷たさを感じる色だなと思い、キャラクターも強く気高い子にしようと思いました。ツンデレっぽい子が好きなので、そんな要素も加えつつ。
となると、もう女王様しかないなーと。。。

ディスクリプションを見てみましょう。↓
自分の求める真の玉座に辿り着くために、私は戦う。もっと上へ、もっと上へと飽くなき欲望を満たしたいのだ。でも満足した時点で敗北が決まってしまう。その戦いはきっと生涯永遠に続くだろう。私は決して逃げたりしない。どんなに苦しくても。自分でその道を選んだのだから。(ディスクリプション抜粋)

ストーリーとしては、自分の求める玉座(私の理想とする作品のクオリティだったり、いつかこんな風に描けるようになりたいという理想)を手に入れるために、過去の自分の作品と戦う、という内容です。
今まで出してきた作品は自分にとって、その時その時の実力の限界ギリギリで生み出してるのでどれも素敵ですし、どれも好きです。
だけどそこで満足していたら、一生成長できないし、人を魅了する絵は描けないですよね。だから、過去の自分が生み出した最高の作品たちを超越する作品を作り続ける。時間はかかるかもしれないけど、そうやって一つに一つに力を入れるから、どんどん良いものが生み出せる…と思うのです。

そして、その理想を追い求め続けるのって永遠に終わらないので、
死ぬまで絵を描くなら永遠に付き纏う戦いなのかな、と。

最後の文に、私は逃げないと書いています。
私は散々、絵以外のこと全てから逃げてきました。仕事も勉強も習い事も何もかも興味がないから、本気になる理由がないから逃げてたんです。もう絵から、NFTから逃げたらどこにも行きつく場所なんてないんですよ。
だから絶対逃げないし、買う人がいなくなってもやめないよ、いなくなったなら自分で探しに行くし、見てくれる人がいなくなったら見てもらえる絵を描くわよ、という決意の表れです。(NFTに関しては不確定な部分が多いので、ちょっと状況による部分があるかもしれません笑)
これが、タイトルのOath of the queen(女王の誓い)に繋がります。

作品のテーマ性は見えてきたでしょうか?
ここからもっと説明ちっくに話します。

女王の周辺に刺さっている武器について。
これは過去の作品を表しています。過去との戦いなので武器として表現しました。一つ一つの武器に装飾が施してあるのですが、これは過去のfoundation作品5作のそれぞれを具現化して、装飾にしたものです。
たとえば、蝶の宝石がついているものはfoundation1作目の”When she takes off the veil…″を武器化したもの。
蛇の装飾がついてる大斧は5作目の‟Snake。
【ここでホルダーさんに一言。】
武器として描いていることで、自分が持っている作品が負けたもの、良くないものとは捉えてほしくないです。(._.)
全ての作品を私は愛してますし、どれが一番でとか、どれが傑作でとかはないです。お迎えしていただいてる作品に強い思いを抱いているので、これらの作品に負けないぞ!という気持ちで登場させています。

白い鳥について。女王様一人ぼっちは寂しいので、鷲を傍らにおくことにしました。守護動物的な存在です。鷲は強さ、勇気、不死などの象徴で神話の神・ゼウスに関連していたり、支配者たちの象徴だったりします。
モデルはシロウミワシという、白い鷲で海辺に生息しているそうです。
シロウミワシの実写はすごく綺麗で、お顔が鷲のわりにキュートです。


この作品を描くにあたって、実は3月から準備を始めていました。
メインカラーを白系にすることはブレなかったのですが、本当に構図やらキャラデザがなかなか決まらなくて、相当苦しかったです。
何十回もラフを直して、描いて消して描いて消してを繰り返しました。
通常作品を作るとき、一回か二回目くらいには決まってそのまま本番に行くのですが、今回はどうも難産でした。初期のDark moonとShining sun
以来かも。

おそらく白をテーマカラーにしたため、カラーラフを作れず、本番に入るまでイメージがなかなか固まらなかったのもあるかもしれません。
白という色は難しいです。
白は最初のキャンバスの色です。そこに影をつけて、補色を乗せて…っていう理屈はわかっているのですが、色選びが難しい。
白といっても色んな白がありますよね。澄み渡るような白、柔らかいクリーミーな白、グレーがかかった白。
また、影を付けるにしても、単純にグレーは乗せられません。ただのモノトーンの絵になってしまいます。グレーだとしても少し赤や青が入っているようなグレーを選ばなければならない、ということです。
私は普段の色使いが結構はっきりしている方なので、その微妙な色を見分けて選択しなければならないことに苦労しました。

もう白描けたんだし、次は黒いけるんじゃね?と少し思ったりしてます。(笑)

【最後に。】
最近この作品を仕上げるために断酒しておりました。
もう…飲んでもいいよね?

おわり






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