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リンチ症候群と生活習慣改善

家族や血縁関係にある人どうしであれば、遺伝的な要素の一部も共有しているが

食生活や習慣などの生活環境に共通する部分が多く、それらの環境因子のなかに、がんの発生要因がある可能性がある。

大腸癌のリスクを低下させるには、適正体重の維持、禁煙、食生活改善、禁酒、運動を取り入れることが推奨されるらしい。だが、エビデンスは弱い

BMI25以上の男性では大腸癌リスクが高くなったデータ

リンチ症候群の原因遺伝子であるMLH1バリアントを有する大腸癌リスクが肥満の場合 3倍以上高いというデータもある。

以前より言われている発がん予防できる可能性をいわれているアスピリン投与による発がんの予防効果も大腸癌以外のリンチ症候群関連腫瘍発生を抑制できるというデータもある(だが、積極的な推奨はされていない。まずは適正体重を維持することのほうが良い、またアスピリンの長期服用は胃腸障害のリスクが高まる)

現在喫煙している人の大腸腺腫のリスクが高くなる報告

マルチビタミンとカルシウムのサプリメントの摂取が大腸癌のリスクを低下させる報告

果物の摂取量を増やすと大腸癌リスクが低くなること

アルコール摂取による大腸癌リスクが高くなること

などエビデンスが低いが 予防が出来そうな報告もある

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