Live2Dモデルを制作したので記事を書かせてくれ。その1
どうも、野沢菜じゃっこです。
水面下で細々とLive2Dクリエイターをやっています。
この記事はまあ「がんばってつくったよ!こだわったポイントとかあるから見てくれ!!」というじゃっこの自己顕示欲が生み出した怪文書です。Live2Dモデル制作周りの解説もするから許してくれ…許してくれ…
というわけで今回制作したモデルはこちら!
https://nizima.com/item/detailitem/20565
かわいいね。
クリエイターチームSTOCK制作の新発売Live2Dモデル「異世界魔法使いのポンコツロリババア」になります。一応私はSTOCKに所属しておりまして、このモデルのLive2Dモデリングを担当しました。(※イラスト担当は私ではないです。)
クリエイターチームSTOCKへはこちらから!
多様な表情ができるぞ!
この「異世界魔法使いのポンコツロリババア」モデルですが、名前からわかる通りコンセプトが「異世界から来たポンコツ長寿ロリ」であり、ポンコツ感やコミカルな感じを出しつつも、頼れる感じも出せるようなギャップ的な良さが出したいと考え、そこでイラスト担当とあーだこーだ言い合いながらこういう表情欲しいよねとか話し合って
こんな感じの表情をできるように、というお手本を作ってもらいました。一部の表情はボツになったりしているんですが…
Live2Dモデルでもこのように多様な表情ができるようになっています!
いやー、頑張りました。上のGIFはあくまで切り替えの紹介なので組み合わせなども含めるともっともっと多様な表情ができたりします。
各表情の切り替えに加えて本の出し入れもできるので計8種の切り替えが設定されています。ちなみに口角が上がると閉じ目が笑顔になるなど、切り替えに頼らないで表情を増やす工夫もしています。
さて、解説もすると言ってしまったので制作に関する解説を。
Live2Dモデルを制作する際に「多様な表情をできるようにしたい!」という方は多いのではないでしょうか。私もよくこだわるポイントです。例えば笑顔ができるだけで印象がすっごく良くなるんですよね。それは生身の人間も同じだって?そうだよ。
Vtuber等でLive2Dモデルを利用したい場合は特に工夫したいところ。周囲と一歩差をつけるにはもってこいですね。
口角が上がると閉じ目が笑顔になるようにする設定は実はとても簡単なんです。キーバインドでわざわざ操作しなくても自然に笑顔ができるので配信時には楽だしね。かわいくなるし。
目の開閉パラメーターに適用している目のパーツを口の変形パラメーターにも適用します。
口の変形パラメータは-1.0、0.0、1.0の三点に設定しておいてください。1.0になったときに閉じ目が笑顔になるように目のパーツの形を設定します。
特定の口の形になったときに笑顔になるようにしたいなら口の変形パラメーターと口の開閉パラメーターに目のパーツを適用します。そうすると口の開閉、変形を組み合わせた計12通りの中から笑顔をさせたい箇所を選ぶことができるようになります。
ちなみに口の開閉を4点、口の変形を3点でパラメーター設定をしているのには理由があり、いわゆる「あいうえお対応」をさせるためです。
Facerigなどの基本的なフェイストラッキングソフトではこちらの表を参考に口の形を作ればあいうえお対応すると思います。口の形はキャラに合わせてあげるとよりキャラクターの魅力が引き出せると思います。
また口の形を作る際は下のようなはみ出しに注意しましょう。「お」と「え」の口の中間など、大きく形が変わる箇所は特にはみ出しがしやすいです。
……まずい。このまま全行程の解説までしてしまいそうな勢いだ。この辺でやめとこ…
その1ということはその2もあるというワケでして……次回もこのモデルの頑張った記事を書きますが。
でもどこかのタイミングで自分なりの制作手順をまとめたものでも書いてもいいかもしれない。自分用のメモにもなるしね。
んじゃまた。
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