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#5 僕が生きる理由は君がいてくれるから

 先週に引き続き、今回も出だしは製作途中のシングルについてのことで始めます。

 LINE@登録してくれている人はご存知と思いますが、Chiraの5thシングル「ヨワムシ」が10月中旬にリリース決定しました!
 ギタチラ!ではせっかく長文の文章を書いていて、皆様にもせっかく読んでもらっているので、歌詞にフォーカスしたい。それも、プロモ―ションで話題になりやすいタイトル曲ではなく、スポットライトのあまり当たらない、カップリングについて。

 というわけで今回のテーマは「僕が生きる理由は君がいてくれるから」です。接続詞の使い方間違ってる?まぁ、最後まで読めばわかりますよ。

 すごく遠回りな書き方を敢えてしますが、ここ最近考えていたことの一つに「人生に目的なんてあるのか?」というのがある。実現したいこと、欲しいものなど、人の欲望は尽きないが、仮にそれらがすべて実現した場合。やりたいことも全部やりきって、夢も全部かなって、欲しいものがそれ以上なくなった状態。RPGで言うなら「全クリ」したような状況になったとき、果たして生きている意味なんてあるのか?と。
 生きていることそれ自体に何らかの意味があるなら、YESという答えになるのだろうけど、僕らがこの問いに答えられないということは、生きていること自体に意味なんてないか、どういう意味があるのかわからないってことなんだろう。どういう意味があるのかわからないってことは、そこに意味などないと言ってるのとそう変わらないのかな、と。

 という風に考えたとき、生きていること自体に意味がないのであれば、全クリしたゲームを進めようがないのと同じで、それを人生に置き換えるなら、死ぬのが合理的な選択、と訳の分からんことになる。
 仮に自分がそういう状況だったとして、自分は果たして自死を選べるのだろうかと一瞬考えたが、考えるまでもなくその選択はないな、と思った。
 その大きな理由は他者の存在だった。家族、恋人、友人、恩師…皆のことを思うと俺は今死ねない。仮に人生であとやることが死ぬことくらいしかなくなったとしても、きっと死ねないのは、そういう他人(自分以外の人々、という意味ね)の存在が大きく、そういう意味では人間はみんな、お互いに生かし生かされあっているんだなぁ、と。すごく思ったんです。

 さて。カップリングの歌詞ですがタイトルは「TATOO」です。歌詞そのものはまだ公開できないけど、この曲に込めたメッセージはさっき書いたようなこと。他者の存在をぬぐって生きていくことはできない。無視したくても無視できないほど大きな影響をお互いに与え合っているということを、タトゥーに喩えて書きました。発売の暁には、是非その辺も意識しながら読むなり聴くなりしてくれたら嬉しいです。タトゥー目線で書かれているのも、真新しくて面白いと思いますよ。

 今回はやけに短くなってしまいましたが、既定の文字数があるわけでもないので余計な文章も蛇足と思いますからここらでお暇します。
 「それを蛇足と言うんだよ」と読者の方が心の中で突っ込んでくれていることを願いつつ。。。

Chira

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