人生初、うちの虐待親子関係への第三者の介入
母が私がメンタルの病気になったことを認めず…。なんと、私が通っていた大学の保健センターが動いてくれたんです。
知恵を授けてくれたのは、本人もメンタルを病んでいた友人でした。
「◯◯先生、本人と親とで三者面談して治療につながるようにしてくれるから頼ったらいいよ」
この◯◯先生というのは、保健センターの精神科医です。
当時の私はまだ臨床心理士の先生としか繋がっておらず、精神科の◯◯先生にも面談をお願いすることにしました。
先生は抗うつ剤と睡眠導入剤を処方してくれました。そして先生のほうから、三者面談の話を出してくれました。
私は三者面談によって、私が精神科の治療をしていると母に知られることが怖いと正直に話しました。先生はそれに対して、
「こうした時こそ、専門家が入ったほうがいいんです。親も第三者が入ると緊張しますからね」
先生は診察後、直接実家に電話をして、母と面談の予約をとってくださいました。
まず先生と母とが2人だけで話して、その後先生、母、私の3人で話をしました。
先生は上手に母をほめながらも、
・子どもに対しても、ソフトな話し方をしなければならないこと
・今、ちくわさんは治療が必要な状態であること
を話してくださいました。
一応先生の見立てでは、私は「うつ病ではありません。ただ、心が抑うつ状態です」というものでした。
先生があとで話をされていたところによると、母は娘へのコミュニケーションの仕方を改めるように言っても、
「でも、それが親子のコミュニケーションじゃないですか!」
と大泣きしてしまい、かつ、母自身のキャパシティが小さいことも分かるから、あまり強くは押せなかったと…。
それでも私は、保健センターのおかげで「在学中は」母もおとなしかったし、投薬治療を受け続けることができました。
今までの人生、私に対してはやりたい放題だった母も、第三者の存在がチラついているとこんなに大人しくなるのかと驚きました。
私が、母も変わってくれたのかもしれないと誤解するくらいに…。
それにしても先生の介入が鮮やかすぎるのです…。やり方も蓄積されている感じがしました。
それだけ、我が家に限らず子どものメンタル疾患を受け入れられない親が多いのだろうなと…。
優等生が多い大学だったので、教育虐待の負の面(もちろん、教育虐待を受けていない人も多かったはずです)を見た気もしました。
そして私は、もう一つ母に対してアクションを起こしていたのです。
母はそれによって教会の人たちを巻き込んで被害者面していくのです…。次の記事は、そのことをお話しします。
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