ひとりっ子を追求する今世。
「甥っ子が可愛くてたまらない〜!」
朝からとある記事を読んで、改めて「実の兄弟・姉妹」「甥と姪」に縁が無いなあと思った話。
わたしはひとりっ子。父と母には兄弟、姉妹がいるからかろうじて「いとこ」という存在はいる。
そして息子もひとりっ子。
産んだ瞬間から2人目を産むことはわたしの中に「無し」で(出産とその後の鬱状態が大変&辛すぎて、息子がいる状態でもう1人を産むなんて不可能だと思った)、今後も生まれる予定は無し。
夫には姉が2人いて、幸いなことに息子にも「いとこ」はいる。
そんな人生を過ごしているゆえ、兄弟や姉妹に対して抱く感情、甥っ子や姪っ子へ抱く「可愛いーー!!」という感情を一生知ることがない。
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ひとりっ子であることに対して、「ひとりっ子ってワガママだもんね」と決めつけられることがあってめんどくさかったこと以外、あまりデメリットを感じたことがないし、兄弟や姉妹がいることへの感情が「??」でも、まあ今世はそれを味わう必要がなかったんだなと思っている。
ただ、ひとりっ子である自分が、ひとりっ子を育てているという、なんというかマトリョーシカ状態であることは、ちょっとおもしろいなあと感じる時がある。
上の子と下の子を比べてしまうとか、同じ親から生まれているのにこんなに違うんだ?!とか、未知の世界…。
さっき、ひとりっ子であることに特にデメリットを感じたことが無いと書いたけれど、唯一抱えているものがあるとすれば、
「親が死んだら自分は1人で、子どもの頃の思い出なんかを共有する相手がいなくなるってことかあ…」
という孤独感と、
「親が死んだ時の色々な手続き、全部1人でやらないとあかんなあ…」という想いを、割と若い頃から自覚していることだろうか。
(夫と結婚してからは、いつかやって来るそんな時も、彼が一緒に助けてくれるだろうという安心感を持てた。あと、元々夫の姉と友人で、今では義理の姉!「まさか身内になるなんてことある?!」というミラクルもゲットした)
父は弟との兄弟仲が良好でなく、父方の祖母が亡くなった時もおじは来なかった。
そうなると兄弟がいようが死後の煩雑な手続きや葬儀は父と母が奔走していて、ひとりっ子じゃなくても結局自分だけでやるんかい!というパターンも世の中にたくさんあるんだろう。
息子はいつも「長生きしてね」「長生きしてね」と言ってくるけど、わたしも小さい頃そう思っていたなあとしみじみ振り返ったりもする。
でも、ひとりっ子でごめんね…とは思っていない。
母はずっとわたしに兄弟や姉妹を産んであげられなかった事を申し訳なく思っていたそうで、それを聞くたびに「なんで?なんとも思ってないけどマジで」と不思議だったから。
もちろん息子がそう思っているかはわからないけど、出産&産後の自分の状態を思い返せば思い返すほど、我が家はこれがベストなかたちだと思っている。
✳︎最後に気づいたけど、高校からの親友もひとりっ子で、今ひとりっ子を育てている。(しかもうちと同じく男の子!)
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