そう言えば、、気胸も。
9月に入り、職場に復帰しました。
昨年12月に緊急入院してからの9か月間、休職して迷惑をかけました。
(難病発症時の入院については追々記しますが…)
とは言え、まだ様子見のAMのみ勤務。
両手の麻痺も残る状態で出来ないことの方が多い身体。
支えてくださった方たちへの御恩返しに、早く役立ちたいと焦る気持ちもあるけれど、出来ることをコツコツと……
今のわたしには、それしかない。
前回、難病になるまでの既往歴について記しましたが、そう言えば、気胸なんてものもありました。
40代:気胸
その日は朝から呼吸が苦しく、咳もよく出ていました。
息をする度に右の肺が痛み、おかしいな、、とは思っていましたが、喘息
の症状なのだろうとそのまま出社しました。
(咳が出なくなった今から考えると、異常な状態なのですが、慢性的に
咳や息切れがあると、それが普通だと勘違いしてしまうのです……わ
たしだけかな?)
辛いながらも仕事を終え、家に着くころには状態は悪化。はぁはぁと浅い
呼吸を繰り返すようになっていました。さすがのわたしも、これはマズイ
と感じ、家族に送られて救急外来へ。
1時間の待ち時間のあと、医師に診てもらうのですが、胸には【研修医】
の文字。のらりくらりと繰り返される問診にわたしの精神力もほぼ限界。
『仕方ないよなぁ…周りには血流してる人もいるしなぁ…わたしなんて
息苦しいだけだもんなぁ…でも結構苦しいんだけどね……』(心の声)
その時でした。ようやく聴診器をあてた研修医の先生の口から「あっ!」
の声。何か思うところがあったのでしょうね。
それから一旦待合室に戻されたわたしですが、その後、貧血を起こし、倒
れ、処置室へと運ばれました。
そこにやって来たのは、呼吸器外科の先生。
「ちぱさん、あなたね、気胸だよ。よく1日我慢したね~!相当痛かっ
たでしょう?」…………はい…
研修医の先生、よく気づいてくださいました。
それからは恐ろしい試練の数々。
その場で胸腔ドレナージ(肺に向けて穴を開けてチューブを挿入し、脱
気する 局所麻酔 治療の様子が丸聞こえで気絶しそう…)
わたしの場合、肺が縮まる時に血管を引き連れていった為、出血。(そ
の状態を血気胸と言うそうです)
肺の中に血が溜まっていて、その血を抜く装置を付けてICUにお泊り。
お隣の患者さんが錯乱状態でずっと騒いでいて、痛みもあるし眠れず一晩
を過ごしました。
「切れた血管が自然治癒すれば良いけれど、そうでなければ出血が止まら
ないままなので手術で塞ぎます。でもね、手術室の空きが無くてね…
止まるといいなぁ……」
そう言われていたのが昨晩。
で、今朝、出血止まらず。
しかも、「手術室、朝イチ空いたよ~!今から行こ~!」
聞いてたんと違うし、先生、軽い……
朝8時。展開の早さについていけないまま、そっと瞳をとじた。
そんなこんなで、5日間ほど入院をし、無事退院。
再発もあるかも、と説明を受けたけれど、今のところ問題なしです。
今患っている難病との関係性は分からないけれど(たぶん無い)、とにか
くわたしの肺は弱りきっていたのだろうと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
2022.9.4 ちぱ
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