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メモ帳供養 その五「内と外」
こんばんは、魚亭ペン太です。またまたメモ帳供養にお付き合いくださいまし。
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心が先か体が先か。この二つが私という存在の中で競争をしている。
そう、人間は心と体でできている。
なんて改めて言葉にすると、何を当たり前のことをと思うだろう。
眠れない私の頭の中は、そのようなことを反芻している。
これを誰かに話してしまえば、何か宗教に片足を突っ込んだのかと疑われかねない。けれども別に、何を信じて信じないかは自由で、問題はその信じ方が他人から見てどうなのかということだと結論づけた。
私が今後どうなるのか。それを聞きたがる人もいる。
「将来はどうする?」
そんないつしかの質問に今の私は
「一つだけ決まっているのは、最後は死ぬってことだけかな」
と答えてしまう。
断ち切りたい関係から歩み寄られるのを感じるほど嫌なものはない。
あんなものに追い回されるくらいなら、さっさと楽になりたい。
生きていることの意味を考え出すと、おそらくいい方向には転がらない。それでも私は未だにこの考えから抜け出せずにいる。
もしもあの頃の私に声をかけるなら「どうせゴールは同じなのだから、好きなように生きていいじゃないか」と言葉をかけたと思う。
模範通りの走行フォームでフルマラソンを走ることを世間は望んでいて、素直に従っていたとしても優劣はつけられる。
勝手に先にゴールして満足している人もいれば、疲れ果てて時間切れを待つ人もいる。自分なりの走り方を見つけて楽しんでいる人もいれば、なぜ走らなければならないのかを考えながら歩く人もいる。
そして、私のように、怪我をして走れなくなる人もいる。
私の心拍数が不規則になる。
子供の頃のようなゆっくりした、長い長い休みはここにはなくて、大人になると忙殺される毎日が繰り返させられていた。
それが今では目の前から消え去って、ただ、私はゴールを待っている。
美味しいご飯を食べます。