せきばらい

「せきばらい でたらゆっくり しんこきゅう」

気血水が滞ってしまうと、「異常代謝物質」となります。
この咳払いも「気」が滞ったり詰まったりすることによって起こる場合があるようです。
「気滞」(きたい)です。

例えば、緊張や興奮や怒りでうまく話すことができずに咳払いが出たり、
ストレスを感じているときに出たりします。
嫌いな人がそばに来ると咳払いが出たり、「ヴヴん!!」と咳払いをして「うるさいよ」とか「じゃまだよ」というサインをすることってありませんか?されたこともあるはず(笑)

そういった場合、本物の「痰」がからんでいるわけではないのです。

もっとひどくなると、のどがつまった感じ、のどに何かができている感じ、がします。
耳鼻科に行ってみてもらっても異常なし、でものどに違和感が続くこともあります。
「梅核気」(ばいかくき)と言います。
このような時には「半夏厚朴湯」(はんげこうぼくとう)という漢方薬が効果を成す場合があります。

「気」が上にあがってしまうため、胸や背中が張ったり痛くなったり、右肩にかけてだるくなることも。
知人はそのような時、体を動かしているうちにその症状は消えるそうです。
私の場合は、右肩~背中の痛みが半夏厚朴湯で改善したことがあり「気滞」だったのか・・・と気づいたという経験があります。(たぶん)

主に、「怒」と「思」の感情が気滞の原因になるのだそうです。
五行配当表も一緒にごらんになってみてください。
どちらにしても、気を巡らせるのが対処法と言えるでしょう。

本当に「痰」が出る場合は、同じ異常代謝物質でも「水」(すい)の滞り、「水滞」(すいたい)なのです。
ムズカシイ・・・(-"-)

結論!実際に痰は出ないけれど咳払いが良く出る場合は気が滞っているかもしれません。
気を下におろし巡らせるイメージでゆっくり「しんこきゅう」しましょう♪