瘀血(おけつ)

気血水の「血」が不足するのは「血虚」(けっきょ)ですが
滞ってしまうことを「瘀血」(おけつ)
と言います。

イメージするとしたら「ドロドロ」の血です。
一番身近な「瘀血」は打撲によるアザや、顔にできる「シミ」、
目の下の「クマ」などです。
女性なら、生理の時にどろっとした塊が出る、刺すような固定痛がある、腰痛、肩こり、なども「瘀血」によるものかもしれません。
古傷が傷む、冷えのぼせ、舌が紫色・・・なんていうのも「瘀血」のサイン。
先日、30年近く前の帝王切開の傷が痛みました、ドロドロ血だったのかもしれません。

原因としては、「冷え」と「ストレス」「疲れ」などです。
体を冷やさない、湯舟につかる、下半身の運動をして血行を良くするのが良いでしょう。
長時間同じ姿勢でいるのもよくありません。座りっぱなし、立ちっぱなし、などの時には30分に一度は足踏みしたりかかとを上げ下げしたりなどの簡単なストレッチも効果大です!

オススメ食材としては、辛味野菜(ネギ・にら・玉ねぎ・しょうが・らっきょう・みょうが・黒きくらげ・など)、
ほかには黒豆やカニなどが良いようです。
中でもらっきょうは手軽に食べられますので特におすすめします。
我が家では、昨年から自家製のらっきょうを漬けて1年を通して食べています。鳥取のらっきょう、とても美味しいです。

オススメのツボとして、「血海」(けっかい)があります。
血の海・・・って効きそう(笑)
場所は、ひざのお皿の内側の上端の角から3指分上です。座っていても押せる場所ですね。お灸でもよいと思います。

悲しいことに「瘀血」は老化とともに進みます。年を重ねるごとに対策をしておくと健康寿命をのばせるかもしれませんね♪