血余

漢方では、髪は「血余」(けつよ)と言われます。
読んで字のごとし、血の余りという意味です。

人間の体を作っている「気・血・水」のうち「血」が足りていないことを「血虚」(けっきょ)と言います。
血虚の状態になると、身体の隅々まで血をいきわたらせることができないので、髪や爪などに不具合が起きるのです。
髪がパサつく、白髪が増える、抜け毛が多い、脱毛症など。
爪なら薄くなって割れたり二枚爪になったりします。

血(けつ)のはたらきはすばらしいもので、
栄養を運んだり、精神活動の基礎を担当しています。

心配事や悩みが続くと血が消耗して白髪が増えたり髪が抜けたりすることがあるのはそのためなのですね。
そんな時は、赤黒食材です!
もしくは、血を補う漢方薬を飲むなどの対策もできます。